Overreliance ページ20
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これから握手会のメンバーとは別れ、一人バスに乗って東京へと帰った。
自分がGENERATIONSの一員になったという実感は正直まだ湧かない。
それも、パフォーマー兼ボーカルなんてそんなの出来っこない。
いくらポジティブに考えたところで行き着く先は無理という2文字の単語だった。
玲於に貰ったリストバンドを握りしめる。
これから辛いこと苦しいこときっと沢山ある。私はそれを乗り越えられるのだろうか。
不安で不安で仕方がなかった。
事務所について、真っ先に向かったのはHIROさんのところ。
HIROさんを探していると向こうから歩いてきたのは初の単独ツアー中の三代目JSoul Brothersのボーカルコンビだった。
私を見つけると2人とも、お。という顔をした。
その調子だと私がGENERATIONSへの加入が決定したことはもう知っているようだ。
広臣「お疲れ。おめでとうー」
『お疲れ様です。ありがとうございます。』
隆二「誕生日おめでとうー」
『そっちですか!?』
私がそう突っ込むと、え、どっち?と不思議そうな顔を登坂さんの方に向けた今市さん。
広臣「ジェネ加入だろ?さっきHIROさんが言ってたじゃん」
隆二「あ、そっか。笑」
『HIROさんどこですか!?』
広臣「さっきまで会議室にいたと思うけど、どうしたの。笑」
あまりにも必死な形相の私を見て登坂さんがそう言った。何も聞かされず今日まで来たこと、歌など一切やって来なかったことを洗いざらい話すと2人とも流石に驚いたようだった。
隆二「すげーなHIROさん」
広臣「まあでも、HIROさんも何か考えがあんじゃねえの?」
『ですかね・・・』
だとしても、こんなのあんまりだ・・・。
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めいこ(プロフ) - のりたまさん» ミスです。ご指摘ありがとうございます。 (2018年8月10日 22時) (レス) id: aeea69314b (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - コメント失礼します。 believe it outではなくてBRAVE IT OUTではないんですか?作中のオリジナルのですか? (2018年8月10日 21時) (レス) id: 0c9cd69501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいこ | 作成日時:2018年3月21日 22時