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いよいよ、本番10分前。ステージ横の少し狭い前室で数分に迫った本番をイメージしながら待機する。
皆が出て、少ししてから私も続いてでることになっていた。





客席から聞こえるお客さんのコールも会場が声援で揺れそうな程大きく響いている。

客席から響くメンバーの名前を聞きながら、私も同じように名前を呼んでもらえるのかなと少し不安になっていた。




でもきっと大丈夫。私には応援してくれる沢山の仲間たちがいるんだから。
今出来ることは今日のステージをやりきるのみだ。




本番直前に全員で円陣を組んだ。



裕太「Aちゃんも入りや」


『え、いいの?』


メン「当たり前でしょ!」





皆が笑顔で私を受け入れてくれた。お言葉に甘え、玲於と隼の間に入った。きっと大丈夫。ここなら私は上手くやっていけるそんな気がした。




龍友くんの掛け声で更に気合が入ったメンバーの顔は不安や迷いは一切なくただただ、気合いに満ち溢れていた。





Bメロが終わりサビに差し掛かる時、舞台袖からステージへと飛び出した。
眩しくステージへと照らされる照明と大勢の観客を前に少しクラっとした。





パフォーマーの間を縫うように進み、センターへと入った。
これまで何度も練習したBRAVE IT OUTを最後まで踊りきると、沢山の歓声が会場を包み込んだ。





踊る前は寒い寒いと言い合っていたのに、今は熱気で包まれている。





「Aー!」


「Aちゃんー!」


「待ってたよ!!!」




思い掛けず投げかけられた言葉の数々に涙腺が緩んでくる。
こんなに暖かく迎えられるなんて1ミリも思っていなかったから。




隣に居た片寄君の方を見ると、ニコリと微笑み深く頷いてくれた。





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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於/小森隼 , NAOTO/三代目JSoulBrothers   
作品ジャンル:恋愛
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めいこ(プロフ) - のりたまさん» ミスです。ご指摘ありがとうございます。 (2018年8月10日 22時) (レス) id: aeea69314b (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - コメント失礼します。 believe it outではなくてBRAVE IT OUTではないんですか?作中のオリジナルのですか? (2018年8月10日 21時) (レス) id: 0c9cd69501 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めいこ | 作成日時:2018年3月21日 22時

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