一番星を見つけて

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2012年11月21日。
迎えたデビュー当日は少し肌寒いが天気の良い日だった。





デビューイベントが行われる神奈川県のラゾーナ川崎プラザに全員でマイクロバスに乗り込み向かった。

その道中でも昨日と同様にカメラが回っている。





龍友「今日もカメラ回っとるんやな」


隼「週刊ですか？」




皆、慣れないビデオカメラに表情が硬い。これから徐々に慣れていくのだろうか。
というか、私は一つ思ったことがある。

ここまで一緒に行動させられるということはGENERATIONSへの加入で間違いないような気がするんだけど。




デビューの数日前にもHIROさんからジェネとは仲良く出来ているかという、あまりにも怪しい質問を受けたばかりだし。




涼太「うわ、登坂さんからメール来てる。感動。」


玲於「俺も岩さんから来てるわ。Aは？」





玲於にそう言われ自分のスマホを開くとビッシリとメール欄が未読で埋まっていた。
あまりスマホを開くタイプでもなかった為、今の今まで気が付かなかった。




『えっとHIROさんとオリメンのみんなと二代目の･･･』


亜嵐「レベルが違ったわ。笑」




その後、会場入りし、最終確認が楽屋で行われた。
本番前のインタビューを受けるメンバーを横目に私にもインタビューされるのかなと考えを巡らせながら待っていたのだが。
中務くんに話を聞くとスタッフさんとカメラさんは外へと出てしまった。




『えっ、私も聞かれるかと思って色々考えてたのに』


玲於「めっちゃウケる」


『最低･･･』


隼「ふふ。笑」


『ちょっとお！隼まで笑わないでよ！』




そのやり取りを見ていた他のメンバーもつられて笑い出して、少ししてからスタッフさんとカメラさんがぺこぺこしながら戻ってきて無事に私も話を出来た。




お陰で、緊張は解れたわけではあるんだけど･･･。





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