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ヨッ!と手に紙袋を提げた直人とそのうしろから直己も顔を出した。
一斉にメンバーがそちらを向くと真っ先に玲於が入口に向かって走っていく。
玲於「お疲れっす!どうしたんすか?」
直人さんの提げた紙袋に興味津々の玲於。
そんな様子に苦笑いしながらも直人さんは部屋のテーブルに紙袋をドカッと置いた。
直人「差し入れ♡」
龍友「ウォー!マジすか!」
玲於が嬉しそうに紙袋の中から取り出したのは高そうな外袋に包まれたお弁当だった。
直人さんは得意げな様子で叙々苑の特上ロースです〜とピースしながら言うと、メンバー全員興奮げにお礼を口にした。
一旦練習は中断にして、みんなでお弁当を頂いた。
私の隣に座った直人さん。真向かいには玲於。
チラチラと隣を気にしつつも完食。
直人「美味しかった?」
『当たり前です』
直人「ははっ、ならよかった」
片岡直人。
2006年、当時Aが8歳の頃、HIROさんと父親に連れられダンススタジオへと足を運んだ。
その当時、彼はまだ二代目として活躍する前でSCREAMという五人組のダンスチームを組んでいた。
そこで、彼のダンスを見て一目惚れした。
その後、二代目として加入してきた直人のダンススキルは更に上がっていて幼かったAですら目を見張るものだった。
彼の優しく人当たりの良い性格はもちろんなのだが、やはり一番は直人のダンスに惚れ込んでいたというのが正解なのかもしれない。
どちらにせよ、まだ幼いAである。
彼女の初恋の相手であることに違いはなかった。
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めいこ(プロフ) - のりたまさん» ミスです。ご指摘ありがとうございます。 (2018年8月10日 22時) (レス) id: aeea69314b (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - コメント失礼します。 believe it outではなくてBRAVE IT OUTではないんですか?作中のオリジナルのですか? (2018年8月10日 21時) (レス) id: 0c9cd69501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいこ | 作成日時:2018年3月21日 22時