Black Angel (ページ17)

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目覚めるとすっかり部屋は明るくて

外では鳥が鳴いていた

隣を見ると卓は私より先に起きていたらしく

スマホをやっていた

だから後ろから抱きついた

「ん、おはよ」

「あ、おはよ」

チラッと覗くと誰かとラインをしている

あ、西川さんだ

「誰とラインしてるの？」

「んー遥輝」

「仲良いんだ」

「うん」

また、西川さんに会えるかな

そんな淡い期待を抱きながら

目の前の卓に寄り添う

「卓こっち向いて」

「ん？」

「可愛い」

「は？(笑)」

「卓可愛い！」

「バカなの？」

「何で？可愛いのに」

「アホ、Aのが可愛い」

「やだ～もう」

「顔にやけてる」

「見ないで変態」

「何それ(笑)」

それからも 2人できゃっきゃして

ふと時間を見ると9時

「え、やだ 10時から仕事だった」

「間に合う？送ろうか？」

「んと、うわマネージャーからめっちゃ電話きてる..」

「平気？」

「すぐそこだし！家戻ろっかな」

「じゃあ俺もここでお見送りのがいいか」

「うん、ありがとね」

「仕事頑張って」

「ありがと！またね」

危なかった～

危なく遅刻するかと思った

マネージャーに何て言おう ..

絶対怒られる ..

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