Black Angel (ページ15)

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「おいで」

ふわっと卓さんに抱き締められる

「んんっ ..」

優しくキスを落とされれば

再び重なり深くなってゆく

部屋にリップ音だけが鳴り響く

「ベッド行こうか」

「うん」

あ、私今すっごく乙女の顔してる

いつもの顔じゃない

まるで本当に好きな人にこれから抱かれる

って言う顔

.. 違うのに

「Aも興奮しよったん？」

「んん .. 」

急に呼び捨て？しかもドS

何なの卓さん二重人格？

「Aは何処が弱いんだろ」

「っ .. 」

「ココか、今反応したけん」

「んっ ..」

すっごく恥ずかしい

多分、今顔真っ赤だと思う

完全に卓さんのペースに飲まれてる

私から誘ったのに ..

「はあ、もう俺も限界」

「A 、いい？」

いつもじゃ考えられないくらい色っぽい

髪は汗で濡れてて、その髪をかきあげながら

吐息を漏らすからほんとにほんとに色っぽい

どうしよう、私動揺してる

いつもの私なら話しかけたり行動出来るのに

今日は体が動かない、力が入らない

「A ..」

「 ..卓っ」

私達は、今晩一線を超えてしまった

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