Fall in Love (ページ13)

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Love Story 13-KH- ページ13

Aさんが出て行ったあと
しばらくボーっとしてたけど

今日のライブの事が気になって
マネージャーに連絡を入れようと
バッグの中からケータイを探す。

ディスプレイを表示させようと
ボタンを押すけど一向に明るくならない。

あっ。

体調悪くて充電すること忘れてた･･･

再びバッグの中に手を突っ込んで探したけど
一向に見当たらない。

中身全部ベッドの上に出したけど
充電器らしきものはなし････

入院するつもりもなかったから
タブレットも入ってないし。

マジか･･･

マジっすか････

もう、なんも言えねーーーー！(←)

そのままベッドに倒れ込むと
右手に何かがぶつかった。

あっ。

さっき看護師さんが渡してくれた電話だ。

“何かあったらこれに連絡くださいね”

彼女が言ってたセリフを思い出す。

･･････

これは何かあっただよな･･･

マネージャーに連絡･･･

充電が必要･･･

充電をしたいから彼女に電話して
充電器を持って来てもらおう･･･

そうだよ。

そうしなきゃ･･･

･････

誰も聞いてないのになぜか言い訳中。

充電しないと･･･

KH「･･･っん。」

なんか緊張する････

KH「･･･あ。あー。」

声よし！

教えてもらったナンバーを押した。

月子『はい、月子です。』

KH「････あぁ、キュヒョンです。』

月子「どうされましたか？」

KH「あの、お願いがあるんですが。」

月子「なんですか？」

KH「スマホの充電器をお借りしたいのですが･･･。」

心臓飛び出るくらい緊張。

コンサートでも
こんなに緊張したことないかも。