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nbside
裏庭に向かおうとする阿部の腕を掴む
ab「何だよ、離せよっ!!!」
声色は怒っているが、顔が苦しそうに歪んでいて。
「嫌!!佐久間君の事好きじゃねーの!?」
ab「うるさいよ!翔太には関係無いことだろっ!」
振り解こうとする阿部の頬を空いていた片手でビンタする。
ab「い”ッ…、何すんだよ、っ…。」
ぽろぽろと涙を零す阿部を、人気のない階段へ連れて行った。
「阿部、、何があったの。」
ab「佐久間の誕生日の時に、一緒にお出掛けに行ったの。」
全て話を聞いた時、俺の予想は全て確信に変わった。
こいつら両片想いだし、めっちゃ拗らせてんな!!!!
多分佐久間は、阿部にネックレスプレゼントしたの忘れてるな!?
めちゃくちゃ両想いなのに気付かねぇの天才すぎるだろ…。
「阿部…、もっと自信持てよ。俺佐久間んとこ行くわ。今頃泣いてる。」
ab「うん…。」
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abside
事の経緯を全て話すと、翔太は面倒臭そうにため息を付いた。
nb「阿部…、もっと自信持てよ。俺佐久間んとこ行くわ。今頃泣いてる。」
「うん…。」
屋上へ戻ろうとした翔太が「あ。」と言って俺の方を向いた。
nb「次佐久間泣かせたら、絶対佐久間のこと奪う。」
nb「じゃっ!」
チャイムが鳴り、教室へ戻る翔太
あれはただの脅しじゃない。ガチの目をしていた。
「っ…何やってんの俺…。」
痛む頬を抑え、階段で大泣きしてしまった。
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skside
教室へ戻っている最中、何処かから啜り泣く声が聞こえた。
多分阿部ちゃんだ。声で分かる。
行きたいけど、行けない。
拒絶されるのが怖いから。
ru「ぼーっとして、どうしたの?」
移動授業で同じ階に居たラウールに声を掛けられる。
「阿部ちゃん、泣いてる…。」
ru「佐久間くんが行って。阿部ちゃんにとって1番のお薬は佐久間くんだから!!」
訳もわからず、阿部ちゃんの元へ行かされる。
「あ、あ…、阿部ちゃん…?」
ab「……、何?」
頬を抑え、真っ赤な目で見上げる阿部ちゃんは凄く辛そうな顔をしていた。
「ほっぺ、誰がしたの?」
ab「しょーた。」
「冷やすもの持ってくるからそこに居て。」
ab「ん…。」
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なとさん(プロフ) - 分かりました。返信ありがとうございます。 (5月12日 15時) (レス) @page13 id: b098b588e8 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ!(プロフ) - なとさんさん» この文字化けは意図的にしたものです!「作者通りまーす」って所で文字を戻しておりますので、ぜひ見てください! (5月12日 15時) (レス) @page12 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
なとさん(プロフ) - 報告させて頂きます。お話の題名の思い出が10個のところなんですが多分なのですが文字化けしています。 (5月12日 15時) (レス) id: b098b588e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ! | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/white07121/
作成日時:2021年7月3日 14時