検索窓
今日:8 hit、昨日:12 hit、合計:29,454 hit

ページ26

nbside


裏庭に向かおうとする阿部の腕を掴む



ab「何だよ、離せよっ!!!」



声色は怒っているが、顔が苦しそうに歪んでいて。



「嫌!!佐久間君の事好きじゃねーの!?」



ab「うるさいよ!翔太には関係無いことだろっ!」



振り解こうとする阿部の頬を空いていた片手でビンタする。



ab「い”ッ…、何すんだよ、っ…。」



ぽろぽろと涙を零す阿部を、人気のない階段へ連れて行った。



「阿部、、何があったの。」



ab「佐久間の誕生日の時に、一緒にお出掛けに行ったの。」



全て話を聞いた時、俺の予想は全て確信に変わった。



こいつら両片想いだし、めっちゃ拗らせてんな!!!!



多分佐久間は、阿部にネックレスプレゼントしたの忘れてるな!?



めちゃくちゃ両想いなのに気付かねぇの天才すぎるだろ…。



「阿部…、もっと自信持てよ。俺佐久間んとこ行くわ。今頃泣いてる。」



ab「うん…。」

_____

abside


事の経緯を全て話すと、翔太は面倒臭そうにため息を付いた。



nb「阿部…、もっと自信持てよ。俺佐久間んとこ行くわ。今頃泣いてる。」



「うん…。」


屋上へ戻ろうとした翔太が「あ。」と言って俺の方を向いた。



nb「次佐久間泣かせたら、絶対佐久間のこと奪う。」



nb「じゃっ!」



チャイムが鳴り、教室へ戻る翔太



あれはただの脅しじゃない。ガチの目をしていた。



「っ…何やってんの俺…。」



痛む頬を抑え、階段で大泣きしてしまった。


____

skside


教室へ戻っている最中、何処かから啜り泣く声が聞こえた。



多分阿部ちゃんだ。声で分かる。



行きたいけど、行けない。



拒絶されるのが怖いから。



ru「ぼーっとして、どうしたの?」



移動授業で同じ階に居たラウールに声を掛けられる。



「阿部ちゃん、泣いてる…。」



ru「佐久間くんが行って。阿部ちゃんにとって1番のお薬は佐久間くんだから!!」



訳もわからず、阿部ちゃんの元へ行かされる。



「あ、あ…、阿部ちゃん…?」



ab「……、何?」



頬を抑え、真っ赤な目で見上げる阿部ちゃんは凄く辛そうな顔をしていた。



「ほっぺ、誰がしたの?」



ab「しょーた。」



「冷やすもの持ってくるからそこに居て。」



ab「ん…。」



 

*→←Abe's birthday〜作者の謝罪を添えて〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
185人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なとさん(プロフ) - 分かりました。返信ありがとうございます。 (5月12日 15時) (レス) @page13 id: b098b588e8 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ!(プロフ) - なとさんさん» この文字化けは意図的にしたものです!「作者通りまーす」って所で文字を戻しておりますので、ぜひ見てください! (5月12日 15時) (レス) @page12 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
なとさん(プロフ) - 報告させて頂きます。お話の題名の思い出が10個のところなんですが多分なのですが文字化けしています。 (5月12日 15時) (レス) id: b098b588e8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ! | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/white07121/  
作成日時:2021年7月3日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。