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第二十話 未練 side英吉利 ページ20
遙か昔俺は一人の女に恋をした。まだそこまで国として生きてまだ数百年といったところ
出会いは確か兄貴に追われていたときだ。
瀕死だった俺をその女は見ず知らずの俺を看てくれた。そのせいか俺はその女に恋した。
暫く国ということを黙りどこにもいる兵士だと告げた。
はたから見たら本当に何処でも居る兵士だ絶対にバレやしない。そもそもこの女は国という俺の存在も気づかないかも知れない
そう好都合の良い方向で考えた。
女は俺に名前を聞いた。俺は咄嗟に
「アーサー・カークランドだ」
と応えた
女は優しく微笑み
「マリーよ」
俺は嬉しかった。マリーが俺だけに向けられた優しさが。
今までこんな事をされた事があっただろうか。
優しくされるとはこういう事なのか
とても暖かく気持ちがいい
心地よい
俺は何も知らない無知な国
愛も知らない国
だから俺は
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作者名:花鏡はパスワードを忘れた x他2人 | 作成日時:2018年7月8日 0時