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第十二話 国の盲信者 ページ12
嘘も真実もあっけない。
「名前があって…だと?お前にも名前ぐらいあるだろう?」
「えぇ…ありますよ。名前ぐらい」
だから、こうも簡単に嘘をつく。
欲しい言葉なんて溢れる程ある。私の真実の名前を添えて愛してる、好きだなんて言って貰いたい
あの頃のように言って欲しい
「…やっぱり、お前にはなにかあると思っていた」
エメラルドの瞳は私を捉える
「私は祖国の為ならなんでもします…例え人殺しだって」
そう、そう決めたのだから
揺らぐ事なんて無いのだ私は祖国の足となり手となり武器となる
遙か昔からそう誓った
「気味が悪い女だ」
「狐はなんでも化けれるのですよ、イングランド様」
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作者名:花鏡はパスワードを忘れた x他2人 | 作成日時:2018年7月8日 0時