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第陸話 ページ8

冷めた目でそう答える。
実際言ってみればいまこの瞬間も馴れ合いではあるのだろうが一時的なものだ。
私は彼女(神崎アオイ)が出てもいいと言えば出るし、そうでなくともあと1週間もすれば無理やりにも出るつもりだ。

「私の一存では言えませんが、鬼殺隊には強い人を集めています。
鬼の撲滅の為に…だからお願いしたいんです。
私は最終選別には運良く生き残っただけで、その後は恐ろしくて戦いに出られなくなったただの腰抜けです。」
吐き捨てるように続ける。
「ですが!貴女は、無花果さんは違うでしょう!時透様が貴女が鬼と戦っていたと言っていた。だったら鬼殺隊に入り、効率をあげた方が良いのではないですかっ」
ここまで言われるとは思わなかった。
神崎アオイはどうしてここまで意固地になってまで私を鬼殺隊に入れようとするのだろう。疑問でしかない。

カラ…
扉が開く音がし、聞き覚えのある声がする。
「あのー俺もいちじく…さん?が鬼殺隊に入るのは賛成。なんか言い表せないけど…凄く強い感じがするから。」
赤髪に、痣…さっきの
「ほら!炭治郎さんもこう言っていますし!
しのぶ様には私から伝えておきますから!」
え…あぁ
いや、少し興味が出てきた。
何故ここまで推すのかを知れるかもしれない。

神崎アオイは慌ただしく部屋から出ていく。
タンジロウと呼ばれた男性も帰ろうとするが袖を掴み引き止める。顔を近付け問う
「名前…私は無花果。貴方は」
「えっあっ俺は竈門炭治郎!水の呼吸の使い手だよ」
すこし赤面し、自己紹介をする。
「聞きたいことがある。教えて」
「わかった。わかったからとりあえず手を、ね?」
手を離し椅子に座らせる
その後私は幾つか質問をした
―「呼吸とはなにか、どのような種類があるのか」
―「柱について」
―「鬼殺隊のトップは誰なのか」
などを聞いた。
その度に少し驚いた表情をし、簡単に答えてくれた。

すると、そとから「おーい、炭治郎ーーどこだー」と聞こえてくる。
竈門炭治郎は扉を開け、「ゼンイツーここだーこっちー」と叫ぶ。
走ってくるような音がし、現れたのは金髪の気弱そうな男性。
目線が合い1秒ほど見つめ合う。
バッとその男性は竈門炭治郎に詰め寄る。
竈門炭治郎は困ったように諌める。
「無花果さん、こちらは我妻善逸。
善逸、彼女は無花果。」
「ヨッヨ↑ロシクオネガ↑イシマ↑-ス」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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とある堕天使(プロフ) - 花猫さん» さんくす (2020年8月18日 2時) (レス) id: a3cbec4d52 (このIDを非表示/違反報告)
花猫(プロフ) - いいね! (2020年8月17日 22時) (レス) id: cf66358d19 (このIDを非表示/違反報告)
とある堕天使(プロフ) - ほねさん» さんくす (2020年8月17日 20時) (レス) id: a3cbec4d52 (このIDを非表示/違反報告)
ほね - すげぃです (2020年8月17日 19時) (レス) id: 0dbf8d94d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とある堕天使 | 作成日時:2020年8月17日 18時

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