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第捌話 ページ11

蝶屋敷に寝泊まりしていていくつかのことに気付いた。
1つ目は運ばれてくる者の殆どが私より少し上が多いということだ。
2つ目は刀の色がみんな白だがその中でも色がついている得物を持っている者がいると言うことだ。

最終選抜前日

洗濯物を取り込み屋内に持ち帰る。
ドンッ
誰かにぶつかった。
「すいませ…」
「無花果さん、後で部屋に伺いますので居てくださいね。」
?この声は蟲柱…部屋にいればいいのか。
とりあえず神崎アオイの元へ洗濯物を届ける。
そして部屋に戻り少しだけくつろぐ。

…コンコン
蟲柱が来たようだ。
「どうぞ。」
蟲柱が入ってくる。
手には日輪刀を持っている。そして話し始める。
「貴女の言うとおり確かに彼は手厚く葬られていました。
お爺さんにも話を聞き、貴女のことも聞かせていただきました。
ですが私は貴女を信用出来ない。」
「…だから?」
「勝負をしましょうか。もし私が勝ったら貴女のことを貴女の口から話して貰います。もし貴女が勝ったら私は貴女のことに何一つ口を出さない。どうでしょう?」
有無を言わせぬ口調でいう。
クスリ…
思わず口から漏れていた。
「ええ、良いですよ」
蟲柱の瞳を真っ直ぐ見つめ微笑む。
彼女(蟲柱)は少し怯んだがニコリ。と微笑み庭へ足を進める。
私もそれに付いて行く。

向き合いそれぞれの得物の柄をつけたまま立ち合う。
私は目を閉じ気配を視る。
蟲柱が先に動くが私はヒラリと躱し第2陣も躱してから後ろへ跳ぶ。
しばらくは蟲柱が仕掛け私が躱すを繰り返していると癖が見えた。
踏み込む直前、一瞬だけ動きが止まる。そこを狙い懐に潜り込む。
首筋に柄を押し付け少し横にずらす。
蟲柱は目を見開き動きが固まる。

嘴平伊之助との謎の鍛錬?で体力、動体視力が鍛えられたからの成果かもしれない。
「胡蝶しのぶさん。死にましたね」
瞳を覗き込む。
「っ、お見事です。」
私は少し悔しそうにしている蟲柱を横目に見ながら部屋に戻った。

再びノックされる。
「どうぞ。」
顔を出したのは竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助だった。
「無花果さんほんと凄いね、あのしのぶさんを倒しちゃうなんて」
「おい!お前どんな特訓したら蟲柱に勝てんだ!教えろ!」
口々にそういう。すると神崎アオイが部屋に入ってき、3人を嗜める。

「さぁ、無花果さん。明日は最終選抜ですね。どうかお気を付けて。」
そう言い、3人組を引連れ部屋から出ていった。
私は横になり、深い眠りに落ちていったのだった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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とある堕天使(プロフ) - 花猫さん» さんくす (2020年8月18日 2時) (レス) id: a3cbec4d52 (このIDを非表示/違反報告)
花猫(プロフ) - いいね! (2020年8月17日 22時) (レス) id: cf66358d19 (このIDを非表示/違反報告)
とある堕天使(プロフ) - ほねさん» さんくす (2020年8月17日 20時) (レス) id: a3cbec4d52 (このIDを非表示/違反報告)
ほね - すげぃです (2020年8月17日 19時) (レス) id: 0dbf8d94d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とある堕天使 | 作成日時:2020年8月17日 18時

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