３０ ページ31
さくらside
「あ。」
みっくん、はっけーん！
仕事終わりの帰り道。
駅を出ると、大好きな見慣れた背中を見つけてそっと近付いた。
そろ〜り。
そろ〜り。
.
「…………わっ！！！」
「うわっ、！！」
肩を後ろから叩いておっきな声で驚かすと
ビクッと声を上げてから、ゆっくりとこっちを振り返った。
「……お前、」
じとー、って睨まれるから
へらっと笑って押し切る私の得意技。
「へへ、一緒にかえろ！」
「だったら普通に声かけろ！
寿命縮まんだろ」
「え、それは駄目っ！
長生きしてもらわないとっ」
「だったら驚かすんじゃねぇ」
「はーい」
みっくんが私より先にいなくなっちゃうとか嫌だし
ここは素直になっとくか。
・・・まぁ、
生きててもずっと一緒にいられる保証はないけど。
いつかどっかの女と一緒になるのかもしれないし…。
「……うぅ、やだなぁ…、」
「は？」
「……いや、なんでもない。」
こういう些細な会話から
重ーいことまで考えちゃうんだよね、最近。
さすがにいい年になってきたから
焦りを感じてるのかもしれない。
そんなことを考えながら歩き出したみっくんに
私も隣を肩を並べて歩き出すと
.
「……あれ？」
またしても見慣れた背中、と
その隣には背の高い男の人。
「あれ、Aちゃんじゃない？」
隣のみっくんの服の裾を掴んでそう言うと
私の目線の先へと目を向けて立ち止まった。
「……ほんとだ。」
駅の前で立ち止まって笑顔で何やら話してる二人にみっくんを見上げると
そのなんとも言えない表情に胸がざわついた。。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 495人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ｍ※Ｈ(プロフ) - じゅんさん» 初めまして！！コメありがとうございます(^^)これからの三人の行方、見守って頂ければとおもいます！今日中にはアップしたい！（笑）希望（笑）しばらくお待ちください！ほんと、ありがたいですー(^^) (2018年9月14日 13時) (
レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ※Ｈ(プロフ) - はちみつミキティーさん» 初めまして！初コメ♪とっても嬉しいです！H、応援して頂けますか(^^)ありがとうございます！これからみっくんの気持ちと主人公の気持ち、どんどん複雑になっていきますよー？玉ちゃん押し切れるか？（笑）また遊びに来てくださーい♪ (2018年9月14日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 初めまして！更新が待ち遠しいです！ (2018年9月13日 23時) (レス) id: dccac60caa (このIDを非表示/違反報告)
はちみつミキティー(プロフ) - 初めまして！！毎回ドキドキしながら読んでます☆私、Hさんsideです(/ω＼*)玉ちゃんと結婚しちゃうのってウズウズ_(:3 」∠)_更新楽しみにお待ちしてます☆☆ (2018年9月13日 21時) (レス) id: cab4bb16ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ｍ※Ｈ | 作成日時：2018年8月5日 15時
