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十三話 ページ13

料理が到着し、食べ始める

店内も混雑し始めて周りの席も埋まっていった

『そういえばさ、さっき卒アル見返してたのよ、久しぶりに会ったのが懐かしくなって』

「ん?うん」

『卒アルにメッセージ書いてって中学の時言えなかったんだけどさ、いつの間に書いたの?』


「ブフッ」

『うわ、きたな』

口から飛び出た物をお手拭きなどで集める


「見たの?」

『うん、でも悠馬に書いてって渡してなかったからいつ書いたんだろうなぁって』

「多分…みんなで卒アル回しあってた時だと思う」

『あ〜、あの時か』

「内容見た?見たの?」


ちょっと焦り気味に悠馬が私を見る


何を書いたのか悠馬が覚えているのか定かではないが

この反応だと覚えていそうだ


『もちろん、昔はお互い可愛かったよね』

「そ、そうそう。若気の至りですよ」


ニット帽を被り直して焦りが隠せない。


「…、でも、昨日会えたのは奇跡だと思った」


ドリンクメニューを見てる振りをして顔を見せないようにしている
ニット帽の隙間から見える耳は寒さのせいか、はたまた何のせいでなのか赤くなっていた



『私も奇跡だったと思うよ』


お互い食べ終わりお手洗いへ行っていると会計を済ませていた

『悪いよ、いいのに』

「今日は僕が誘ったので」

『…ありがとう、ご馳走様』

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ぱちくりぷんぷん丸(プロフ) - ひなのさん» ご愛読いただきましてありがとうございます!とても励みになります!! (2022年5月11日 17時) (レス) id: 57b5d2b0f2 (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - 作り方上手過ぎます!!めっちゃ好きなお話でした〜! (2022年5月8日 11時) (レス) @page50 id: e92d9d5baa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱちくりぷんぷん丸 | 作成日時:2022年3月16日 10時

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