親友以上

十一話 ページ11

既読がついてから少しして返信が来た


浦田 悠馬お昼ご飯食べました?



『(タイミングいいなぁ)』


丁度食べようと思っていた頃だ



A食べてないよ


これは誘われるのかな、と思いながら早く出れるように用意を始める
まあこれで誘われなくてもすぐにお出かけできるし、
一人の時間も好きだから気にしない気にしない



浦田 悠馬今から迎え行くのでよかったら


A迎えは大丈夫


場所を教えてと追加で送る


イエス、ノーをわかりやすく言わないのが私達らしい。

昔から「待ってて」って言われても「うん、待ってるね」なんて言ったことない


部活の終わる時間は大体わかってたしそのタイミングに合わせて校門の横で待ってた


13時には着くように行くねとLINEを送った


・


ひゅうがに詰められ観念したゆうまは気になっている子と誤魔化してご飯に誘いたいと話す


「多分場所言ったら来てくれると思うんだよね」

「いや男なら迎え行けよ」

「車今家だしなあ、ここから帰って俺ん家行って車乗ってあっちの方面迎え行って、それでまたこっち戻って来るんでしょ？」


面倒臭いよぉ…と言葉を濁す


「別にこっち戻って来る必要はないだろ」

「あぁ、たしかに。うーん」


今から迎え行くのでよかったら、という文面を見られ
今度はストレートに誘えよと文句を言われる


「いやいや、いつもこうだったので問題ナッシングですから。

ほら！迎えは大丈夫って！」


「え？これもう飯食い行く流れになってるの？」

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