【歌い手×KZ】預けられた先は… 2

【はっぴーばーすでー】Ver.志麻 ページ35

つづ〜きっ！

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かろうじて階段はすぐに見つかり、何とか降りると、どこかで嗅いだことのある独特のにおいが急に流れてきた。


すると燃えている ”塊” が見えた。まるで人のような…。




あ、このにおい思い出した。




昔、行った、火葬場だ……






気づいた時には私は叫んでいた。





奥に黒い人影が2つ、見えた気がした。









「……っ！お…ろっ！あ……！！…きろっ！！あやっ！！！」




目を開けると心配して私を揺すってくれていたのだろうまーしぃが見えた。




し「………はぁ、良かった。めっちゃ魘されてたけど大丈夫？」



心底安心したような表情で頭を撫でたまーしぃは私の顔をじっと見るためにそのまま頬に触れてきた。




彩「………いﾞまﾞっ、なﾞんﾞしﾞ…？」



オーノー、声が掠れてるーーー



し「ふはっ、凄い声やな。今は2時すぎやで。ちょっと待っとき、水持って来たるから。」




そう言って部屋を出るまーしぃの後ろ姿は、さっき見た黒い影の片方とよく似通っていて、まるでこのまま帰ってこないような気がした。




彩「…！？っ、まﾞ、まﾞーしﾞ！！！」


し「……んん？」






ゆっくり振り向いて首を傾げるまーしぃの表情は優しかったはずなのに、何故かあの黒煙の中の影に重なって。それが、とても、怖かった。



し「どしたん？」



優しく微笑みながら近付いてくるまーしぃ…。






彩「………お、誕生日、おめでとう」


し「おっ、直接言ってくれたの1番やーん。ありがとさん。」




何か言わなきゃと思った私の口から出た言葉に、まーしぃは少し驚いた顔をした後本当に嬉しそうに笑って去っていった。


その姿にあの黒い影が重なることはなかった。





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口の悪い所、ふとした時の低い声、優しい所、ツンツンしてる所、デレデレしてる所、メンバー･リスナーのことが大好きな所、全て好きです！！
本当にお誕生日おめでとうございます！！幸せな一年になりますように！！！

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