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「その類の冗談はやめてっていつも言ってるじゃん…」
ため息をつきながら立とうとすると
「僕はずっとヌナのことが好きだよ、ちゃんと聞いてよ」
手首をつかんでソファに戻された。
「僕ジンヒョンがヌナを連れて楽屋に来た時からかわいいと思ってたよ、だから一緒に住めるって聞いてすごくうれしかったんだよ」
「グク、やめて」
「人の告白ちゃんと聞いてよ」
私のことを抱きしめる。
熱で体が熱い。
「正直最初は見た目がかわいいなって思っただけだったけど、ヌナは本当に面倒見がよくて、何よりジンヒョンのことを信頼してて良い関係を築けてるのがうらやましかった」
私を抱きしめる腕に力を入れる。
「ジンヒョンとだったら応援するしかないって思ってた、でもどうして今まであんなに冷たくしてたシュガヒョンにそんな簡単に惚れられるの？って思ったら"じゃあ僕も我慢する必要ないじゃん"って思ったの」
「グク、ジンはそういう関係じゃなくて…」
「わかってるよ」
私の言葉を遮る。
「わかってるけど、ジンヒョンはそう思ってない。
"A"って呼ぶときのジンヒョン、特別な人を呼ぶときみたいな、すごく大切なものに声をかけるみたいな呼び方するもん。
好きな人には嫌われたくないもん、変なことはできないよね。ジンヒョンは優しいし。」
「でもジンから直接そういう意思表示されてないし…」
「じゃあさ。」
グクが私とおでこを合わせて至近距離でささやく。
「僕が今シュガヒョンみたいに意思表示したら、ヌナは僕のものになってくれる？」
困惑していると、そのままグクの唇が私の唇に重ねられた。
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作者名：くおっか | 作成日時：2018年7月7日 22時
