#I NEED U GIRL (ページ40)

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ガチャ

初めて入るジンとユンギの部屋。

きれいに整頓されたジンのベッドの枕元には、かわいいアルパカのぬいぐるみが置いてあった。

まだ普通の大学生だったころに二人でゲーセンに遊びに行ってとったやつだ…

そう思ってぬいぐるみを持ち上げると

「ジンヒョンのもの勝手に触ったら怒られるぞ」

ユンギが私の背後から抱き着いてきて耳元でささやいた。

「ユンギ。さっきのは何だったの？」

私はさっきの公開告白を思い出して怒りがふつふつとわいてきた。

「いや、つい…でもあくまで俺の気持ちなわけだし…

おいごめんって。」

この子、全然反省してない…

「もう私に触るの禁止！！！ほら！！！！どいて！！！！今後指一本でも触れたら一生話さないから！！！！」

そう言って部屋から出ようとドアを開けると
「わわわわわ」
「ヒョン、邪魔！」
「誰か僕の足踏んだぁ」
「あいごぉぉぉぉぉ」

他のメンバーたちがなだれ込んできた。

「いや！盗み聞きするつもりはなかったんだけど！！！ほら！！！！」
「シュガヒョンに襲われてないか心配で！！！」

ナムとホビが必死に言い訳をする。

「シュガヒョンー、振られちゃいましたねー、まぁそりゃジンヒョンの愛には勝てn〇※×$'&」

テヒョンが嬉しそうにユンギをあおるのをジミンが口をふさいで止めた。

「私…疲れたから寝るね。」
部屋から出ると他のメンバーより一歩後ろにジンが立っていた。

「…A、おやすみ。また明日」
「うん、おやすみ」

深く聞いてこないジンがありがたい。私は自分の部屋に戻った。