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数日後、私は彼らのミュージックビデオの撮影を見に行っていた。
一本の動画を丸々撮るワンカット撮影と聞いて、メディアの勉強をしていた私が「一度プロのワンカットを見てみたい」と言ったところメンバーたちが快く誘ってくれた。
何度目かの踊りを終えて一度休憩時間になったメンバーたちは雨でびしょぬれになった体を乾かしに車に戻ってきた。
モニターで映像を確認していると
「僕たちかっこいいでしょ」
一足先にやってきたジミンが私の肩に顔を乗せてきた
「うん、最初ジミンスタートなのいいね」
そういうとジミンは満足そうに微笑んで
「で、ジンヒョンのことはどうするおつもり？お姫様」
と急に話題を変えてきた。
「Aさ、僕に色々相談する割にそういう話は全然してくれないよねー。
さすがにジンヒョンがあれだけ長く部屋から戻ってこなかったら何があったかくらい気づいてるよ？」
「いやまぁそんなわざわざ報告する必要もないかなと思って…」
確かに、学校のこととか、みんなと共同生活するうえでの愚痴とか(テヒョンが私の部屋に謎の人形をたくさん置いていくこととか)を一番相談するのはジミンだ。
優しいから何でも私のことを肯定してくれる。
「ジンヒョンの気持ちはもうさすがに気づいてるでしょ？テヒョナでも知ってると思うよ？」
雨の中今だに一人で楽しそうに走り回っているテヒョンを見るジミン。
「もしかしたら…とは思ったけど、本当にそうなのかなぁ？でもずっと友達だったし、距離感が近いのはだからかなって思ってるんだけど」
「もうーーーーーそういうところだよ！A！！！！罪な女！！！」
ジミンは私の肩に置いた顎をぐりぐりする。
「そのくらいにしとけ」
背後からジミンをつまみ上げたのは
「シュガヒョン…僕別に何も変なこと言ってないですよ、ちょっと鈍感だなーって…「いいから。ちょっと席外してもらえるか」
追い出されてしまったジミン…
ユンギは私の隣に「よいしょ」と言って座った
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作者名：くおっか | 作成日時：2018年7月7日 22時
