#I NEED U GIRL (ページ32)

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帰宅後。

酔っぱらって気分がよくなったみんなは今から自分たちのライブDVDを見るらしく、仲良くリビングに向かっていった

「ヌナも一緒に見ようよ～～～～～～～～～」

グクが悲しそうに絡んできたけど、私はどうしても終わらせないといけない大学の課題があって

「課題終わったら合流するから。ね？」

と不満そうに唇を尖らせるグクを置いて自室に向かった。

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パソコンに向かって1時間が経とうとしたころ

コンコン

誰かが私の部屋のドアを叩く音がした。

「はい？」

「あ、A。調子どう？ココア入れてきたけど飲む？」

ジンの声がした。

「うん、もうすぐ終わるよ！ありがとう、鍵開いてるから入ってー」

と言うとマグカップを持ったジンが入ってきた。

「もう、鍵は閉めときなよって言ったじゃんー」

呆れた顔でジンが私を見つめる。

「大丈夫だって、いちいち閉めるのめんどくさいじゃんー」

とパソコンに視線を戻すと

「大丈夫じゃなかったじゃん。」

ジンの静かな声が背中に突き刺さる。

「寝てる時のことは知らなかったのかもしれないけど、作業室でのことは覚えてるんでしょ？
別にユンギと付き合ってるわけじゃないよね？
どうして何も相談してくれなかったの？」

ジンが珍しく怒っている。

ジンの方に振り向いた私は何と言っていいかわからずに「ごめん」と小さくつぶやいた。

「あ、ごめん…責めるような言い方だったね、ごめんね。
ただ嫌な思いしてないかな、ストレスため込んでないかな、って心配だっただけだよ。
怖がらせてごめんね」

ジンは急いでそう付け加えて「ここに置いておくね」とマグカップをテーブルに置こうとした

が

「あ」

焦って置こうとしたせいでマグカップを倒してしまった。