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「今日もソクジンくんいないのか〜」
大学の教室で自称長年のファンの女子がつまらなそうにつぶやく
わずかな休暇は終わり、メンバーたちは再度カムバ期間を迎えていた。
コンサートの準備等もあって毎日遅い時間に帰ってくる。
「Aちゃんってジン君と仲良かったよね？最近連絡とったりしてないの？」
連絡どころか毎日顔を合わせてますとも。
でもそんなこと言えるはずもなく
「いやー、人気出てからはなかなか会ってないなー」
私はしらを切った
「そっかぁ。別の学科にマスターさんがいるらしいから今どこにいるのか聞いてみようかな」
時々ふと思う。
毎日毎日動向を追われてカメラを向けられ続ける彼らはどんな気持ちで過ごしているのだろう
プライバシーのない日々の中でどうやってストレスを発散するんだろう…
その瞬間数か月前の出来事を思い出した。
あの後ユンギはそれまでと変わりなく、普通に接してきていた。
私の方は少し意識して避けてしまっていたけど
ああそうか
きっとあれもストレス発散の一種だったのかな
ユンギも人間だもん、仕方ないよね
私はそう思って帰り支度をした
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作者名：くおっか | 作成日時：2018年7月7日 22時
