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新しい家は前の宿舎とは比べ物にならないくらいに広かった。
「ちゃんとAの部屋も準備してもらったよ」
ジンが私の手を引きながら部屋に案内する。
部屋は白を基調にしたシンプルな部屋で、ベッドやテーブル見ると等の基本的な家具以外のものはまだほとんどなかった。
「カーテンは俺の好きなピンク色にしておいた。デザインもAみたいなイメージだなって思って」
窓の方を見るとかわいらしい花柄のカーテンがかけられている
「かわいい！ありがとうジン」
「俺とユンギの部屋はすぐ隣だから、何かあったらいつでも呼んでね。」
そう言って私の部屋を出ようとドアに手をかけたジンは
「あ、そうだ」
と私の方を振り返って
「寝る時はちゃんとカギ閉めるんだよ」
とまるでお母さんみたいな言い方をされた
どうして？と首をかしげると
「今朝みたいなことがあったら俺困っちゃうからさ。いくらグクでも男だからね。
自分の身は自分で守ること。」
そう言って出て行った。
自分で私のことを宿舎に呼んでおいていろいろ面倒だな
とは思いながらも、私は荷物を片づけることにした。
一通り片づけてリビングに行くと、みんながちょうど引っ越し祝いのケーキを切り分けようとしているところだった。
「やっぱりここはリーダーの俺が切ります」
と包丁を持つナムジュン。
それを必死に止めようとするメンバー。
「ケーキの前にヒョンが自分のこと切りそうですって！！！！！」
みんながごちゃごちゃしていたので
「私が切るよ」
と包丁をもらってケーキを切っていく。
その時
「ねえまだーーーー？」
少し遅れて自室から出てきたジミンが私に抱きついてきた
「あっ」
手に痛みが走る
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作者名：くおっか | 作成日時：2018年7月7日 22時
