#I NEED U GIRL (ページ18)

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「テヒョナ、ネクタイありすぎ。これ全部要る？」

荷物の山の中で聞く。

「いるよぉぉぉ、捨てちゃダメー！」

叫ぶテヒョン。

「これは？」

「ファンからもらった服だからダメー」

「これは？」

「イーブイのぬいぐるみだからダメ―」

「これは？」

「初めてAに買ってもらったお菓子のごみだからダメ―」

こんな調子じゃ何も片付かない…

「さすがにこのお菓子のごみは捨てるよ…」

私はごみ袋に手を伸ばした。

「ダメだってばー！！！！」

テヒョンが叫びながら私の手をつかもうとした

「あ、ごめん…」

私は勢いよく飛びついてきたテヒョンにつぶされてしまった

いくら細身とはいえ男性の全体重が乗ったら身動きが取れない。

その時

「みんな片づけたー？ふぁっ？！？！アイゴォォォォォオ」

帰ってきたジンが部屋に入ってくるなり驚いて尻餅をついた。

「そうやってすぐハレンチなことしないでくれるぅぅぅぅう？？？？？」

ジンが叫ぶ。

「おかまみたいな発言しないでくれるぅぅうぅぅ？？？？？

見てないで立ち上がるの手伝ってよ」

と私はテヒョナをどかしながらジンの方に手を伸ばす。

あーあ。スカート汚れちゃったかな

するとグイっと勢いよく引っ張り上げられた。

「痛いって…」

と顔を上げると

「足手まといになるならどいておけ」

私を引っ張り上げていたのはジンの後ろから手を伸ばしていたユンギだった

「シュガヒョン今までAとほとんど話したことなかったくせに急に絡むようになったよね、どうしたの？」

テヒョンも不思議そうに見ていた

ユンギは「別に」

とだけ答えて去って行った。