#I NEED U GIRL (ページ16)

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宿舎の駐車場に着き、シートベルトを外そうとしていると

「ひとつ確認しておきたい」

ユンギが私の手をつかんだ。

「お前これから俺らと生活するんだろ？」

私はうなずく。それは前々から話していたことだし、メンバーも知っていたことだ。

「お前はジンヒョンのことどう思ってるんだ？」

質問の意図がわからずに首をかしげる。

「どうって…アイドルにはなったけど、私にとって大学で最初にできた大切な友達だよ」

そういうとユンギは「お前馬鹿なのか」と私の手を放して深くため息をついた

「アイドルになろうとしてる男がな、一応生物学的には女のお前に対して

"これから一緒に暮らしてください"って言ってるのにお前は何も思わなかったのかよ」

ああそういうことか

「ジンは少し変わったところもある子だから、特に変だとは思わなかったよ。びっくりはしたけどね。

男女関係なく友達として頼ってくれることはありがたいことだよ。」

そう言って私はユンギの手をほどいて車を降りた。