私の罪２［爆豪･切島］ (ページ15)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:7,723 hit

続：１４話ページ15

私の返事も聞かずにヅカヅカ入って行く勝己

あ「ちょっ！勝己！」

私が呼んでも何も言わない

なんだよもう！

勝己はそのままリビングのソファにドカッと座った

あ「もう！どうしたの？」

私は勝己にそう聞きながら近付いた

すると

グイッ

いきなり手を引かれてバランスを崩した

あ「わぷっ」

勝己の胸板に顔がぶつかる

変な声出ちゃったじゃん！

てか、なに？

爆「お前…本当に全部忘れちまったんか？」

そう悲しく私を抱きしめながら聞いてきた

あ「そうだよ…何も覚えてないの…でもね、私と勝己と鋭児郎の間に何かあったんじゃないかな、とは思う。わかんないけど、2人を見てるとすごく謝りたくなるの…罪悪感で心がいっぱいいっぱいになっちゃうの」

そう言うと、ギリッと勝己が歯を鳴らす音が聞こえた

それとともに抱きしめる力が強くなる

あ「ごめんね…勝己」

爆「気にすんな…俺が悪いんだからな…ゆっくり思い出せよ」

あ「…うん、ありがとう」

勝己が謝った理由が分からなかった

けど、この腕の中にもう少し抱かれていたいと思った

そして、いつの間にか意識を手放していた