私の罪２［爆豪･切島］ (ページ1)

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続：１話ページ1

目を開くと見えるのは白い天井

ここは…どこだろう

すると、ドアがコンコンと鳴り、看護師さんらしき人が入ってきた

看「え！？あ、先生～！」

その人は私を見ると叫びながら部屋を出た

騒がしい人だな

看護師さんがいるってことはここは病院で間違いないな

でも、どうして私は病室にいるのかな

確かに包帯たくさん巻いてるけど…

理由が思い出せない

そして、しばらくして医者がきた

医「良かった！目を覚ましたんですね」

あ「えぇ、まぁ…だけど、私はなんで病院にいるんですか？」

そう聞くと、医者と看護師は目を見開いた

医「ここにいる理由を覚えていないんですか？」

あ「はい」

医者は難しい顔をした

医「では、まず自分に付いて知ってることを話してみてください」

自分について知ってること…

あ「えっと、波風A、個性は水と風、誕生日は○月△日…くらいですかね？」

にしても、なんかモヤモヤする

私の家族は？

友達は？

学校は？

そこら辺の情報が抜けてる気がする

医「家族などの記憶はないんですか？」

あ「ええ」

医者はもう分かった、とでもいうように頷いた

医「あなたは記憶喪失ですね。自分のこと以外全く覚えてないらしい…」

あ「記憶…喪失？」

記憶喪失ってアレだよね

自分の記憶がなくなるやつ

…マジかよ

医「記憶といっしょくたにしてもアレですね…あなたの場合は常識的なことは覚えてるらしい…勉強がどの程度なのかまで見る必要もある」

あ「つまり私は、思い出や友達といったことは忘れているけど、その他は残っている可能性が高いんですか？」

医「はい…なのであなたの高校の教科書から問題を出しますので、答えて見てください」

その後…

医「勉強は忘れていないようです。なので、思い出や人についての記憶を失ったことになりますね。なのであなたの情報をお教えします。あなたは雄英高校ヒーロー科1年A組、成績はトップクラスの逸材、家族は海外でヒーロー活動中、幼馴染が二人おり、どちらも雄英高校ヒーロー科1年A組にいます。友達にもかなり恵まれていたようです。」

あ「雄英高校ヒーロー科って…私結構凄い人だったんですね」

医「ええ、雄英高校の体育祭でも活躍していましたよ。あ、高校の先生達には連絡していますので、後ほどクラスの方々も来ると思います」

あ「そう、ですか…」

医「では、安静にしていてください」

医者はそう言って病室を出た