episode127【狙撃者V】 ページ41
「ではいきますよ、出席番号12番！立って狙撃！」
バッと立ち上がった何かを撃つ相手……しかしそれは、菅谷君が作った人形だった。
うん、見事に騙されてくれてありがとう。
「分析の結果、狙うならあの一点です」
「おーけー、律」
"パァン"っと銃声が響く……しかし男にはなんの変化もない。
それでも、私は口角を上げた。
「ふ…へへ…へへへ……外したな、これで2人目も場所が………」
本気でそう思ってるならバカだね、
我らが狙撃手、千葉君が殺せんせーのアドバイスを受けて外すわけないでしょー。
"ゴォォンッ"
案の定、千葉君の狙い通りの場所に弾は命中し……吊り照明が頭上から落ちてきた。
千葉君は吊り照明の金具を狙っていた。
"パァンッ"
再び響く発砲音。
今度の発砲音は速水さんのもので、見事相手の銃を弾いた。
「ふー、やぁっと当たった」
男は、落ちてくる照明の痛みに耐えられなかったのか気絶した。
重そうだもんね、吊り照明。
「よっしゃ！ソッコー簀巻きだぜ！」
ガムテを持ち、簀巻きにして行く寺坂。
なんか、この仕事＝寺坂みたいになってる気がする…寺坂にピッタリの役柄だね！
「お疲れ様、やるじゃん………凛香」
「……あ、ありがとう…ユリカ」
「ははっ、どういたしまして」
素直にすごいと思った。
この状況でしっかりと狙いを定めて撃てるなんて……ホント、尊敬。
「速水さんって、本当に狙撃うまいよね。羨ましい」
「私からしたら、魔導士の方がすごいと思うけど……
てか、呼び方……凛香でいいから」
「え、いいの」
「……そのかわり、私もユリカって呼ぶから」
………嬉しい。
ツンデレな速水さ……いや、凛香が名前で呼んでくれる日が来るなんて……嬉しすぎる！！
みんなで大きな壁を乗り越えて、ここまできた……
大切な仲間を守るために、大きな壁に立ち向かってきたんだ。
暗殺者は4人倒した。
おそらく……残るは黒幕のみ。
私たちに手を出したこと、後悔させてみせる。
みんなを苦しめたこと、誰であっても許さないんだから！！
首を洗って待ってなさいよ………！！
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 甘歌@ラさん» ありがとうございます！私もカルマ落ち好きですー！これからも更新頑張りますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年4月17日 21時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - 一気読みしました！この話凄く面白いです！暗殺教室の小説でカルマ君落ちが一番好きでして！無理をしない程度に更新頑張ってください！ (2019年4月15日 15時) (レス) id: a3c5be2b07 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いおらんさん» ありがとうがざいます！好きって言ってもらえるのが、すっごく励みになります！！うわあ、誤字！ご指摘ありがとうございます！直しておきます！！これからも、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 腹黒女子さん» ごめんなさい、リメイク前に合わせるとどうしても……機会があれば、渚オチも作りますね！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - このシリーズ好きでいつも楽しみにしてます。これからも更新頑張ってください！あと『班別』が『判別』になってますよ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月25日 13時
