episode120【守りたい】 ページ34
長い長ーい廊下にさしかかった時、明らかに暗殺者っぽい男がいた。
もう、完全に暗殺者でしょー。
「……どうする、」
「どうやって突破しよう」
まだ烏間先生は戦えない。
それでも…戦える人がいないのは事実、カルマ君もさすがに二連戦は辛いだろう。
「みんなはここにいて、私が行くから」
ってことは、魔導士の出番ですよね。
待ってました！みんなを守るって決めたんだから……活躍しないとじゃんか。
そして、私は…暗殺者のもとに自然に歩いて行く。
私が暗殺者の前に立った時、何とも言えない緊張感が漂った。
先に口を開いたのは…私だった、
「ねーえ？暗殺者のおじさん」
「おじさんじゃねえ、お兄さんな」
「おじさん、何してんの、こんなとこで」
刹那、
「！」
「お兄さんだってんだろ、小娘」
私の首元に、ナイフが突きつけられた。
わーお、危ない危ない。急にナイフ突きつけるとか、カルシウム足りてないんじゃない？
「…はいはい、お兄さんね。
てか、小娘って呼ばないでくれない？不快だから」
「西城さん！」
「あー、大丈夫だから手出しは無用ね」
ま、ナイフ突きつけられたくらいで怯む私じゃないから。
軽く"お兄さん"の腕を叩いて、ナイフを退かした。
「ねえ、お兄さん。
私たち貴方たちのボスのとこに会いに行きたいんだよね〜……だから、そこどいてくんない？」
「それはできねぇな、小娘。
動ける全員できたってことは、交渉決裂。この場で排除してもいいってわけだ」
「ほー、大口叩くね、お兄さん。
寝言は寝て言えば？」
なーんていったら、お兄さんは再びナイフを振り上げた。
私は、難なくそれをかわす。
「いっぺん死んでこいよ、小娘」
「その言葉、そのまま返しますよ？お兄さん」
私を睨みつけるお兄さんに対して、私はニコニコとお兄さんに笑いかける。
この世界では有能な殺し屋のお兄さんも、私の世界からすれば普通の魔導士とたいして変わんないよね。
そのくらいなら、余裕ですー。
「お前にどれほどの自信があるのか知らねえが…
試してやろうじゃねえか、プロの殺し屋の意地をみせてやんよ」
お兄さんがナイフを振り上げるよりも速く……
私はお兄さんに向かって蹴りを放った。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 甘歌@ラさん» ありがとうございます！私もカルマ落ち好きですー！これからも更新頑張りますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年4月17日 21時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - 一気読みしました！この話凄く面白いです！暗殺教室の小説でカルマ君落ちが一番好きでして！無理をしない程度に更新頑張ってください！ (2019年4月15日 15時) (レス) id: a3c5be2b07 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いおらんさん» ありがとうがざいます！好きって言ってもらえるのが、すっごく励みになります！！うわあ、誤字！ご指摘ありがとうございます！直しておきます！！これからも、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 腹黒女子さん» ごめんなさい、リメイク前に合わせるとどうしても……機会があれば、渚オチも作りますね！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - このシリーズ好きでいつも楽しみにしてます。これからも更新頑張ってください！あと『班別』が『判別』になってますよ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月25日 13時
