episode107【潜入作戦IV】 ページ22
私たちはホテルの裏口から潜入するため、崖を登っています。
私はやっぱり、崖登りより崖下りだな。
先頭をきって登っていくのはひなたちゃん。
やっぱりこういうことをやらせたらクラス1だ、魔導士の私でも敵わないかも……
それに比べて先生たちは………そう思って、私たちは後ろをチラッと見る。
てか、見なくても光景が安易に想像できた。
「きゃー揺れる！もっと静かに登りないよカラスマ！！」
「「………。」」
なんで着いてきたの？イリーナ先生。
崖登れないならお留守番してればよかったのに……お荷物じゃん。
「動けるのが3人中1人とは………」
全く、しょうがないな……
こんだけ煩くされちゃ、集中も削がれるってもんだよね。
「イリーナせんせ」
「な、なによ…」
私は、イリーナ先生を見てニィっと口角を上げた。
イリーナ先生の反応って毎回新鮮で面白い。脅かしがいがあるよね！←
「ははっ、」
「ちょ、！」
私はタンっと岩を蹴って、宙に舞った。
かなりの高さまで登っていたので、誰もが驚いただろう。
宙に舞った私の体は重力に従って、下へ下へと落ちて行く……
うん、やっぱり崖下り最高。
そして私は背中に羽を造形して、みんなの元まで戻った。
その時のみんなの顔といったら……うん、最高。
「揺れるのが嫌なら、私が上まで連れて行きますけど？」
「え？」
さっきのことが衝撃過ぎたようで、イリーナ先生はまだポカーンとしてる。
……そんなに驚く？
「ほら手、早く」
「え、あぁ…」
少し躊躇ったイリーナ先生の手を無理矢理取って、私は上へと向かった。
「ちょ、早い早い！落ちる落ちる！」
「五月蝿いよ、イリーナ先生」
このくらいのスピード普通でしょー。
むしろ、運んであげてるんだから感謝して欲しいよ。
「降ろしてーっ！！」
「はいはい、着きましたよ」
私は上に着くと同時に、羽を消した。
ハッピーたちの魔法を参考に翼を造形してるんだけど……この魔法、メッチャ重宝してるわ。
「怪我はないですか？イリーナ」
「大丈夫よ…その、ありがとう」
「はい、どういたしまして」
イリーナ先生に貸し1……っと。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 甘歌@ラさん» ありがとうございます！私もカルマ落ち好きですー！これからも更新頑張りますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年4月17日 21時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - 一気読みしました！この話凄く面白いです！暗殺教室の小説でカルマ君落ちが一番好きでして！無理をしない程度に更新頑張ってください！ (2019年4月15日 15時) (レス) id: a3c5be2b07 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いおらんさん» ありがとうがざいます！好きって言ってもらえるのが、すっごく励みになります！！うわあ、誤字！ご指摘ありがとうございます！直しておきます！！これからも、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 腹黒女子さん» ごめんなさい、リメイク前に合わせるとどうしても……機会があれば、渚オチも作りますね！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - このシリーズ好きでいつも楽しみにしてます。これからも更新頑張ってください！あと『班別』が『判別』になってますよ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月25日 13時
