episode104【潜入作戦】 ページ19
「……と、言うわけだ」
電話の内容を聞き取れなかった生徒に烏間先生が説明した。
「……ひどい、誰なんですか！？こんなことをする奴は！！」
それがわかれば苦労しないんだけど……
私一人なら、乗り込むことも可能だけど……リスクが大きすぎる。
解毒薬を破壊されたなんていったら、元も子もない。
いや……いっそのこと、ポーリュシカさんに調合してもらう？
……ポーリュシカさんは人間嫌いだしやってくれないだろうな。
「烏間さん！案の定ダメです。
政府としてあのホテルに宿泊者を問い合わせても……"プライバシー"を繰り返すばかりで……」
といって慌てて走ってきたのは烏間先生の部下。
「……やはりか」
「やはり？」
「警察庁の知人から聞いた話だが、この小さなリゾート島、"普久間島"は"伏魔島"と言われ、マークされている。
ほとんどのリゾートホテルは真っ当だが、あの離れた山頂のホテルだけは違う。
南海の孤島という地理も手伝い、国内外のマフィア勢力や、それらとつながる財界人らが出入りしていると言われている。
私兵達の厳重な警備の元……違法な商談や、ドラッグパーティーを連夜開いているらしい」
ま、そんな危険なホテルが私たちに味方してくれるわけないよね。
闇ギルドとかに近い存在かな、ちょっと違うだろうけど。
そんな危険な場所……カエデちゃんと渚君、2人だけに行かせられない。
「ねぇ、カルマ君」
「ん？」
「椚ヶ丘中学校は、ヤバイところを夏期講習の場所にしてるんだね」
「………確かに」
カルマ君は言われてみれば、って顔をしていた。
よく今までトラブルに巻き込まれなかったよね〜……あ、私たちは100億円の賞金首がいるからトラブルに巻き込まれるのか。
「政府のお偉いさんともパイプがあり、うかつに警察も手が出せん」
「ふーん、そんなホテルがこっちに味方するわけないね」
「うん、それにカエデちゃんと渚君が行ったところで…薬も渡さずに逃げられたら、
人質を増やすだけで意味がない」
うーん……と皆が悩んだところで、まさかの殺せんせーのひと言。
「いい方法がありますよ」
「え……？」
「病院に逃げるより、大人しく従うよりは。
律さんに頼んだ下調べも終わったようです、元気な人は来てください。
汚れてもいい格好でね」
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 甘歌@ラさん» ありがとうございます！私もカルマ落ち好きですー！これからも更新頑張りますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年4月17日 21時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - 一気読みしました！この話凄く面白いです！暗殺教室の小説でカルマ君落ちが一番好きでして！無理をしない程度に更新頑張ってください！ (2019年4月15日 15時) (レス) id: a3c5be2b07 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いおらんさん» ありがとうがざいます！好きって言ってもらえるのが、すっごく励みになります！！うわあ、誤字！ご指摘ありがとうございます！直しておきます！！これからも、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 腹黒女子さん» ごめんなさい、リメイク前に合わせるとどうしても……機会があれば、渚オチも作りますね！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - このシリーズ好きでいつも楽しみにしてます。これからも更新頑張ってください！あと『班別』が『判別』になってますよ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月25日 13時
