episode86【旅行の余興】 ページ1
「……暇だな」
夏休みに入りました。
ご察しの通り暇です、とにかく暇です。
「………暇」
だって家に誰もいないんだよ！？
何しろっていうの！とりあえず寝っ転がってゴロゴロしてるしかないでしょ！！
……マジで暇、うさぎじゃないけど寂しくて死んじゃう。
「！」
そんなこと考えてたら、携帯が鳴った。
誰だろう……っと画面を見てみたら、そこには"カエデちゃん"の文字。
「もしもし、西城です」
「ユリカちゃん、やっほ〜！
今ちょっと外に出てこれる？ユリカちゃんの家の前にいるんだけど……」
「えっ、」
私は驚いて、急いで外に出た。
そこには……カエデちゃんと、渚君の姿が。カエデちゃんに家の場所を教えてないのにわかったのは、渚君がいたからか。
「何々、急にどうしたの〜？」
っと言いながら通話を切る。
だってかけっぱの意味ないし、通話料もったいないし。
「ユリカちゃん、前に一人暮らしだって言ってたでしょ？
もしかしたら家で一人で暇してるんじゃないかーって渚と話してたの」
「正解…暇すぎて死ぬかと思った…っ……」
だってだって！！
家でやる事なくて一人とか、暇すぎるし暇すぎる！！
「茅野と話してたんだけど……せっかくだからお泊まり会とかしない？」
「お泊まり会？」
「うん！折角だからもっとユリカちゃんと仲良くなりたいし！」
……本当、嬉しいこと言ってくれるね、カエデちゃん！！
家で暇してるより全然いい！！
「やりたい！
みんなが大丈夫なら、私の家でいいよー。部屋も余ってるし」
「本当！？ユリカちゃんの家って広いんだね……」
ま、防衛省が用意してくれたんだけどね。
家まで用意してくれて、有り難い限りです……より一層、暗殺頑張らなきゃ。
その時、再び私の携帯が鳴った。
「はい、西城です」
「あっ、ユリカちゃん？カルマだけど」
「カルマ君？
……あ！カルマ君、今日明日暇？」
「えっ、いきなりどうしたの？暇だけど……」
「よーし、じゃあ泊まる準備して渚君の家に来て！渚君の家なら知ってるでしょ！」
渚君の家まで来ちゃえば、私の家はすぐだからね！
……カルマ君も来れば、渚君が男子1人って心配は無くなるよね。
「ちょ、いきなり…」
「拒否権なし！すぐ来てね！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 甘歌@ラさん» ありがとうございます！私もカルマ落ち好きですー！これからも更新頑張りますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年4月17日 21時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - 一気読みしました！この話凄く面白いです！暗殺教室の小説でカルマ君落ちが一番好きでして！無理をしない程度に更新頑張ってください！ (2019年4月15日 15時) (レス) id: a3c5be2b07 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いおらんさん» ありがとうがざいます！好きって言ってもらえるのが、すっごく励みになります！！うわあ、誤字！ご指摘ありがとうございます！直しておきます！！これからも、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 腹黒女子さん» ごめんなさい、リメイク前に合わせるとどうしても……機会があれば、渚オチも作りますね！ (2019年3月29日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - このシリーズ好きでいつも楽しみにしてます。これからも更新頑張ってください！あと『班別』が『判別』になってますよ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月25日 13時
