episode15【旅行準備】 ページ17
「渚ー班決まった？」
「え？」
「決まったら学級委員の私か磯貝君に報告してね？」
班……？なんだろそれ？
思い当たる節は……全くない。テスト終わったと思ったらまた行事があるの？
「あー、もうそんな時期かー」
「どんな時期？」
ふと、呟いた赤羽君に聞いてみた。
「修学旅行だよ」
「修学旅行………？旅行？」
「そ、京都と奈良に行くんだよ」
京都と奈良……聞いたことはある、
でも、
もちろん行ったことはない。
「西城さんの前の学校にはなかったの？」
「学校っていうか……私、学校通ってなかったんだよね〜」
私の言葉に、赤羽君はわかりやすく驚いていた。
「何で？」
「私、今回みたいにいろんな仕事をやって生活してたから……
学校とか行ってなかったの」
うん、嘘は言ってない。
だって……ギルドで仕事して、時空の依頼をこなして……学校行ってる暇なんてない。
「ふーん……」
あ、聞いといて興味なさそう。
まぁ別に良いけどね、
あんまり詮索されて私が魔導士だって今バレるのは避けたいし………
「カルマ君、一緒の班にならない？」
「ん？いいよー」
「おい渚、こいつ誘って大丈夫かよ！？」
「へーきへーき、旅行先でのケンカは口止めしてるから」
「やっぱやめようぜ！！」
赤羽君は渚君と杉野君と同じ班か……楽しそうな班だね。
それに一番トラブルに巻き込まれそうな班……杉野君の言う通り、赤羽君がいる時点で。
……あ、私はどこの班に入ろう。
「よ、西城！」
「あ、前原君…」
悩んでいる私の前に現れたのは、女たらしこと前原君。
女たらしだ……っていうのは、クラスの他の女子から聞いた。
みんな、口を揃えて言ってたよ。
「何だ、ボッチか？ボッチなのか？」
「その顔ウザい……」
ニヤニヤしながらからかってくる、
これのどこが女たらし……？って思うけど、みんなが言うからそうなんだろうな。
「しょうがねぇな……オレらの班来るか？」
「前原君たちの班？
別に私…一人で周って良いなら、一人で観光してもいいんだけど」
「おいおい、」
同情で誘ってもらってるなら同情はいりませんー。
「前原君、ごめんね！
ユリカちゃんは私たちの班でもらうから〜！」
「え、ちょ、」
………カエデちゃんに連れ去られました。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 腹黒女子さん» ありがとうございます！ごめんなさい、オチはリメイク前に合わせているので業君の予定なんです……ですが、渚君との会話シーンとかも多く入れられるようにしますね！コメント、ありがとうございました！ (2019年3月26日 22時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
腹黒女子 - 面白いです！ おち未定なら渚が良いです！ (2019年3月26日 19時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ヒカルさん» ありがとうございます！これからも面白いと読んでいただけるお話を作れるように頑張ります！ (2018年12月24日 16時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル - とても面白いですね！ 自分のペースで更新を頑張ってください。 (2018年12月24日 11時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年12月1日 19時
