［FAIRYTAIL］不思議な少女は、妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)へ

16説 ページ18

貴女｢けほっ｣

ミラ｢うーん…全然さがらないわね｣

貴女｢けほっ
ご、ごめんね…ミラ……風邪あんまり引いたことない、から、｣

ミラ｢それが今、一斉に飛び出して来たって事ね？(前の世界ではご飯とかあまり食べさせて貰えてなかったみたいだし、無理もないわね)｣

貴女｢っ、は…ぃ…うぅ……(久し、ぶり…だなぁ、このかんじ……)げほっけほっ｣


ミラ｢ちょっと待ってて？水変えてくるから｣

貴女｢うん…… ｹﾞﾎｯｺﾞﾎ｣




ガチャと扉を閉めて部屋を後にし、階段を降りて水を入れる為にカウンターまで移動する


ミラ｢(はぁ、全くナツやルーシィは、何してるのかしら……あ、お粥も持って行ってあげなくちゃね

薬は……嘘、薬切れちゃってる…どうしよう……)｣


ロキ｢ミラ｣

ミラ｢…！ロキ、どうしたの？｣

ロキ｢Aが風邪を引いたと聞いて見舞いに来たんだけど……｣


ミラ｢Aなら2階の部屋に……
…！！丁度良かったわ、ロキ！！｣

ロキ｢…へ？｣



ミラ｢実はね、丁度薬が切れてて買いに行かないと行けなくて…私、ちょっと買いに行ってくるから…Aのこと、お願いしてもいいかしら？｣

ロキ｢ああ、別に構わないよ｣



ミラ｢ありがとう！あ、それと…お粥を食べさせてあげてね…？Aが食べやすいように味付けもしてあるから｣


ロキ｢ああ、わかった。この水が沢山入った桶も持って行けば良いのかな？｣

ミラ｢ええ！お願いね！！あ、最後に……｣


ロキ｢ん？｣


ミラ｢くれぐれも…くれぐれも！変な気を起こしたりしないでよ？いいわね、ロキ｣

ロキ｢あ、ああ…！わかってるよ…(流石の僕でも病人には手を出せないよ…((汗)｣



ミラは、殺気を交えながらニコッと笑う。ロキは、ミラの笑顔に少しビビりながらも応える

ミラは、それを確認するとギルドの扉を開け、ギルドを後にする

ロキは、水が入った桶とお粥を台に乗せ二階まで運ぶ。部屋の前につくとコンコンとノックを2回する
返事が無い事に少し驚くがゆっくりと部屋に入る

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