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shota side
深『樹、そこまでだ』
ふいに聞こえた声に振り向くと、深澤さんを始めとする
Snowのメンバーが立っていた。
樹『───深澤、』
深『ほぅ、俺のことを覚えてたか』
樹『──忘れるわけねぇ、
俺の人生を狂わせた
深『おいおい、それは言いがかりだな。
それに…、今俺は警察じゃない』
深澤さんはふっ、と一瞬笑ってから
樹さんを睨みつけた。
深『俺たちのアジトにようこそ。
わざわざ出向いてくれるとか、探す手間が省けたわ。
六石グループ総帥、田中樹』
樹『ふん、俺たちが何をしたっていうんだ?
俺はこの女を連れ戻しに来ただけだ、さあ来いA』
「いや……!」
樹さんがAの腕を掴もうとしたとき
聞き覚えのある声がした。
?『ちょっと待ちや!!』
その声の主は─────
ずっと探していた俺たちの仲間、康二だった。
「康二!!」
『『康二!!』』
康『Aごめんな──、ずっと一人にして。
翔太くんも、蓮も……ごめん』
申し訳無さそうに俯く康二に
Aはゆっくりと首を振った。
「康二…、無事で良かった──」
樹『…ふっ、お前もやっぱり生きていたんだな。
──あの電話は、お前か』
蓮『電話?電話って──まさか…、康二くん?』
康『…………』
康二は、樹さんの言葉にも、蓮の言葉にも
黙ったまま返事をしなかった。
信じたくないけれど、まさか康二、本当にお前が──?
樹『何も言わないところを見ると、図星のようだな』
『康二、お前……!“電話したんはッ!”』
怒りが込み上げて、詰め寄ろうとした時
康二が叫ぶように言った。
康『……電話したんは俺やない…!
それにAは…、Aは何も知らへんねん…』
そう話す康二の顔は今にも泣きそうだった。
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みぃ。(プロフ) - 塩麹さん» はじめまして!コメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです。頑張ります! (2022年5月12日 20時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - 話の続きが気になる! (2022年5月12日 18時) (レス) @page2 id: af93c5213d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 珈琲さん» チェックを外すのを忘れていました!教えていただいて有難うございました! (2022年5月11日 17時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲(プロフ) - オリ、フラ立ってますよ! (2022年5月11日 15時) (レス) id: d1aba17206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ。 | 作成日時:2022年5月10日 23時