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hikaru side
深『───それで、逃げて力尽きたAちゃんを
照が助けてここへ連れてきた、ってわけか』
Aちゃんの話を聞いて
ふっかが確認するように言った。
翔『じゃあ…、康二は、店の中に…？
A、康二とはそれから…』
「──会ってない」
翔太さんは天を仰ぎ、震える声で言った。
翔『そんな…、嘘だろ、康二…
俺たちにはあんなに死ぬな、なんて言っておいて…』
ラ『──まだ死んだとは限らないよ』
『え？』
後ろの方でPCを操作していたラウールが
画面に視線を向けたまま言った。
阿『ラウ、それどういうことなの？』
ラ『前に佐久間くんが言ってたでしょ？
“あの店で亡くなったのは一人だけ”だって。
だから俺、あの店で働く従業員の情報と被害状況を
もう一回調べ直してみたの、そしたら…』
佐『そしたら？』
ラ『死亡者はもちろん、行方不明者の中に、
その康二っていう人はいなかった。ていうかそもそも…、』
ラウールはAちゃんの顔を見ると
言いにくそうに俯いて言った。
ラ『従業員の中にも、彼の名前がなかったんだ』
『『え、なんで？？』』
「そんな…！そんな、はず…」
翔太さんと目黒くんが同時に叫び
Aちゃんが口に手を当てて泣きそうな顔をした。
深『Aちゃん、落ち着いて。
彼が偽名を使ってるってことは…』
ふっかが可能性をかけて聞いてみたけれど
Aちゃんは口に手を当てたまま、静かに首を振った。
ラ『もちろんこれは、六石グループが後で操作したのかも
しれない。でもそれなら、少なくとも彼は…
静まり返った部屋の中に、ラウールの言葉が響く。
それにしても───
康二という人が言った、“やり残したこと”
って何だったんだろうか。
それともう一つ気になることがある。
おそらくそこに────
『わっかんねぇ…』
呟きながら、俺はある一点を見つめていた。
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みぃ。(プロフ) - 塩麹さん» はじめまして！コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです。頑張ります！ (2022年5月12日 20時) (
レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - 話の続きが気になる！ (2022年5月12日 18時) (レス) @page2 id: af93c5213d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 珈琲さん» チェックを外すのを忘れていました！教えていただいて有難うございました！ (2022年5月11日 17時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲(プロフ) - オリ、フラ立ってますよ！ (2022年5月11日 15時) (レス) id: d1aba17206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ。 | 作成日時：2022年5月10日 23時
