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shota side
郊外の高台にある墓地。
その中の見晴らしのいい場所に
園長先生のお墓は建っていた。
俺は花を供えて水をかけた後、
お墓の前にしゃがんで手を合わせた。
───園長先生。
ごめんなさい。
それからおもむろに取り出した果物ナイフを握りしめると
ゆっくりと目を閉じた。
康『翔太くん、あかんっ!』
突然聞こえた大きな声に驚いて振り向くと
岩本さんに支えられた康二が立っていた。
『…っ、…康二、なんで…』
康『今日はおかんの月命日やん。
あんなメモ残して、翔太くんが来るとしたら
ここしかない、て岩本さんに連絡したんや』
少しだけ顔を顰めながら康二が言った。
『康二、ごめん、俺…、』
康『──こっちこそごめん、翔太くん。俺のために……』
『っ、康二…、お前…やっぱり……』
見上げた康二の顔は今にも泣きそうだった。
岩『翔太くん。康二くんは、何も話してくれないんだ。
君がここにいる理由も、君たちの間に何があったかも。
───君の口から教えて欲しい。あの二人にも』
岩本さんの視線の先には、
悲しそうな目をしたAと蓮の姿があった。
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みぃ。(プロフ) - 塩麹さん» はじめまして!コメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです。頑張ります! (2022年5月12日 20時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - 話の続きが気になる! (2022年5月12日 18時) (レス) @page2 id: af93c5213d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 珈琲さん» チェックを外すのを忘れていました!教えていただいて有難うございました! (2022年5月11日 17時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲(プロフ) - オリ、フラ立ってますよ! (2022年5月11日 15時) (レス) id: d1aba17206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ。 | 作成日時:2022年5月10日 23時