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your side
康『A!!』
飛び出してきた康二が、私の身体を抱きしめた直後
鳴り響いた銃声と共に、身体が一瞬跳ね上がった。
「こう、じ……?」
康『…A、大丈夫か…?』
震えながら、うん、と頷いた私を見て微笑んだ康二は
“良かった…”
と一言だけ呟いて、そのままゆっくりと崩れ落ちた。
「康二っ!?」
慌てて康二を抱き止めると、
彼の腰辺りは一面血に染まっていた。
「康二ッ!? い…、いやあぁぁ!!」
阿『救急車を!早くっ!』
阿部さんの叫ぶ声が聞こえ、辺りは騒然となった。
銃声がした直後、待機していたであろう警察が突入し
樹さんとジェシーはそのまま連行されていった。
「康二……、康二……!」
翔『おい、康二しっかりしろっ!』
蓮『康二くんっ!』
座り込んだ私の膝に横たわる康二は
ゆっくり目を開くと、辺りを見回した。
康『A、翔太くん…蓮…、
ごめんな…俺が、全部悪いねん…』
「やだ、喋らないで…、もういいから…」
荒い息をしながら話す康二を
止めようとしたけれど、彼は首を振った。
康『いや……、もう話さなあかんねん…、本当のことを…』
「本当の、こと?」
康二は微かに頷くと、静かに言った。
康『あの店を爆破したんはな…、俺なんよ…』
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みぃ。(プロフ) - 塩麹さん» はじめまして!コメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです。頑張ります! (2022年5月12日 20時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - 話の続きが気になる! (2022年5月12日 18時) (レス) @page2 id: af93c5213d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 珈琲さん» チェックを外すのを忘れていました!教えていただいて有難うございました! (2022年5月11日 17時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲(プロフ) - オリ、フラ立ってますよ! (2022年5月11日 15時) (レス) id: d1aba17206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ。 | 作成日時:2022年5月10日 23時