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─(回想)─
hideaki side
Aが生まれたとき、
俺はすでにジャニーズ事務所に所属していた。
だから、あんまり遊んであげることは
できなかったけど、
Aは大好きな可愛い姪っ子だった。
そんなAが…今、
小さな身体に管を繋がれ‘生かされている’。
だから俺は、Aが寂しくないように
仕事のない日や、早く終わった日には、
必ず病室を訪れていた。
.
そして、あの事故から5年ほど経ったある日。
いつものように、仕事の合間に病室を訪れると
姉さんが心配そうに聞いてきた。
姉『仕事は、大丈夫なの?』
『大丈夫、ちょっと顔を見たら、また行くよ』
そう言ってAの顔を覗き込んだ時だった。
Aの目尻に、一筋の涙。
…あれ?A、泣いてる?
.
『…姉さん…、A、涙流してる…?』
俺の問いかけに、姉さんが小さく頷く。
姉『なぜだかわからないけど、最近よく涙を流しているの』
『何か、伝えたいことが、あるのか、な…』
‘伝えたいこと’…?
…ハッ、
自分で発した言葉に、自分で驚く。
…もしかして、A…
意識が戻ってる……のか…?
もし、そうだとしたら…
なぜ、目を開かないのか…
『…姉さん、』
姉『っ、叔父さんに電話してみる!』
俺の言いたいことがわかったのか、姉さんは
慌てて携帯を持って病室を出ていった。
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ユキト(プロフ) - みぃ。さん» 他のも読んだら、また感想書きますね!ぜひぜひ読みに来てください(笑) (2022年4月5日 14時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - ユキトさん» 他界隈のお話は少し書いたことがあったんですけど、⛄さんはコレが初めてでして。ありがとうございますっ!!凄く嬉しいです!!少しずつですが他のお話も書いていますので、良かったら読んで下さいね!私も読みに行かせてもらいます! (2022年4月5日 12時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - みぃ。さん» え、初めての☃作品でこの完成度って驚きました(笑)応援してます! (2022年4月5日 6時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - ユキトさん» ユキトさん、はじめまして!コメントありがとうございます!しかもそんなに褒めて頂けるなんて!本当にありがとうございます。書き手をされているんですね。このお話が⛄さんの初めての作品だったので、そう言って頂けて嬉しいです!また頑張ります! (2022年4月5日 6時) (レス) @page3 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - はじめまして。完結おめでとうございます。一気見しました!ストーリーが凄い綺麗な組み立て方で読みやすく、繊細な気持ちが伝わってきました。書き手としても尊敬してます!コメント失礼致しました。 (2022年4月4日 22時) (レス) @page15 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ。 | 作成日時:2021年2月13日 10時