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miyadate side
郊外にあるビルの地下駐車場に
車を滑り込ませると、
白衣の男性が待ち受けていた。
『すみません、櫻井教授』
──この白衣の男性…、櫻井教授は
俺たちSnowが頼りにしている医者。
もちろん、Snowが闇組織であるが故、
この櫻井教授も闇の医者なのだが──
櫻『いや、構わないよ』
そう言って櫻井教授は、手際よく
翔太を運び込むと解毒処置を始めた。
櫻『さあ、君も』
翔太の解毒処置が終わる頃、
櫻井教授はもう一人の彼に声をかけた。
ふと隣を見ると、
椅子に座っている彼は、冷や汗を流し、
ズボンの太腿部を握りしめて
苦悶の表情を浮かべていた。
櫻『君、名前は？』
蓮『目黒……蓮、で、す…』
櫻『さぁ、目黒くん。随分と我慢していたね、
もう大丈夫だ、楽になろう』
そう言って櫻井教授はにっこり笑った。
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作者名：みぃ。 | 作成日時：2021年3月21日 0時
