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your side
「お兄、ちゃん…」
目の前の光景が信じられなかった。
この5年、ベッドの上で虚ろな目をしていた
お兄ちゃんしか見ていなかったから。
私の方を見て微かに微笑んだお兄ちゃんは
紛れもなく、私の大好きなお兄ちゃんだった。
宮『翔太は確かにもとに戻った。自分の名前も言えるし
どんな仕事をしていたかも、ちゃんと答えられる』
でも、と宮舘さんは周りを見渡した。
宮『たった一つ、思い出せない
蓮『それってもしかして──』
宮舘さんは小さくゆっくりと頷くと
振り返ってお兄ちゃんを見た。
宮『あの日の、ことだよ』
深『あの日…？』
訝しげに呟いた深澤さんを
宮舘さんは静かに見据えた。
宮『ふっか、話してくれないか。
あの日……、5年前のあの日、何があったのか』
深『…………………』
宮『翔太に確認したいこと──
さっき、照が言ったことに関係してるんだろ？』
深澤さんはちらりと私を見て目を閉じると
口を結んだまま俯いた。
「深澤さん。私、何があっても驚きません。
真実を知りたい。深澤さんが知ってること、教えて下さい」
私の脳裏に、5年前のお兄ちゃんの姿が蘇る。
見つかった時の変わり果てた姿。
生死をさまよった数日間。
その原因を知ることができるのなら──。
深澤さんは、大きく息を吐くと
意を決したように話し始めた。
深『翔太は─────俺たちの仲間だった…
それなのに、裏切ったんだ』
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みぃ。(プロフ) - しずくさん» 初めまして！コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！この後少しずつ真実が明らかになって行く予定なので、この先も楽しんで頂けるように頑張ります！ (11月3日 12時) (
レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - こういう謎を解いていくミステリーが入って恋愛も入ってる小説大好きなんで更新楽しみです！！！！頑張ってください！ (11月3日 0時) (レス) id: 4b943a174f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ。 | 作成日時：2023年10月9日 23時
