大切なものを護りたい (ページ7)

今日:19 hit、昨日:12 hit、合計:12,423 hit

story5 ページ7

｢お前たちは、儂の魔力『千里眼(ビジョン)』を知っているね？

近い未来、そして時に、遠い未来も漠然とした言葉と映像で察知することができる、自分の身とその周辺で起こることにすぎぬが…

間もなく、この絶対不可侵の空間より、紅蓮の豚が儂を救う｣

紅蓮の、豚……！もしかして、あの人かも！

あ、この魔力は

｢王様、エリザベス様！彼らが来たようです｣

そう言うと、エリザベス様は扉に駆け寄った

｢メリオダス様…？｣

｢エリザベス！！なのか？｣

｢はい｣

｢迎えに来たぜ！｣

｢はい！！｣

(良かったですね、エリザベス様…)

今のエリザベス様とメリオダスさんのやり取りを見て、微笑ましく思った

同時に、昔の事を思い出した

『アルマリ……約束、する……必ず、お前を…迎えに、行く…と…………』

迎えはまだなの？＿＿＿＿

何て思っていると、扉が開いた