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A side
零の元へとスキップをしながら寄ると、目に入るのはスペックの高すぎる料理達。
「わ…、朝からこんなに…！すごいよ、零。やっぱりアンタ、いい嫁になるわ。」
「そーですか。お前の飯だけ無しにすんぞ。」
「それだけはご勘弁をー。」
席に座って零が作ってくれた朝ごはんを見る。
鮭に味噌汁に、ご飯…、和食中心か！！
零はどこにやっても自慢できるわ。
あげないけど。
「いただきます！」
「どーぞ。あ、A。味噌汁まだ熱いから後にした方がいい。」
「らじゃー。」
自分は味噌汁を飲みながら私に注意をする零。
そうです、私、猫舌です。
零って私のことほんと好きだな！
「れーい♡」
「A、その語尾に♡つけるやつ、やめろ。」
「なんで。愛が篭ってるじゃん。」
「色々とヤバイから。」
「何がだ、顔とセリフが合ってないなんて言ってみろよ。味噌汁ぶっかけてやる。」
「大丈夫だ。そんなことは思ってないから。それと、俺の作った料理を復讐に使うな。」
「そーねー。この味噌汁、飲んでないけど美味しそうだし…。」
「もう冷めたんじゃないか？」
零に言われてそっと味噌汁を口に流す。
「は…？ヤバ。うま。」
「だろ？」
「ドヤ顔はクソウザいけど、これは正直美味すぎる。
そういえばさ、食材どうしたの？ウチ、何もなかったはずだけど？」
「昨日お前がヨダレ垂らしながら寝てる最中に買いに行ったんだ。」
「え？！嘘、ヨダレ垂らしてた？！」
「あぁ、嘘。垂らしてなかった。」
この野郎、完璧に私のことを舐めている。
いくら私の心が広いからってからかいすぎるとダメだぞ、イケメンよ。
何故なら私は倍にして返してやるからだ。
「何だよ、何なんだよ、零くんよ。」
「俺だよ、俺なんだよ、Aサンよ。」
「うるせーよ、黙ってくれよ、零くんよ。」
「お前が黙らなきゃ黙れないんだよ、Aサンよ。」
「あー？私がうるさいと？」
「そう言ってるだろ。」
「……。今日は朝ご飯に免じて許してやる。」
「はいはい。なんで上から目線なんだよ。」
ボソッと何か聞こえた気がしたけど、怖いくらいに美味しい朝ご飯で私の気分もお腹も満足。
「ねー、零。」
「ん？」
味噌汁を煽りながらこっちを見てくる零は女の私が悔しくなるほどに可愛い。
「チッ、もうすぐ航の命日だから…、一緒に航のとこ、行こう。」
「そうだな…。なんで舌打ちしたのか聞いてから行こうな。」
.
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いちごって美味しいよね - あっさんさん» すみませんでした！うっかり見落としていて…。教えてくださって本当にありがとうございます！ (2018年8月6日 23時) (
レス) id: 9e74247a01 (このIDを非表示/違反報告)
いちごって美味しいよね - ういさん» 感動していただけたことに感動です！！恋愛って自分が思ってるより、案外難しいんですよね…。応援よろしくお願いします！ (2018年8月6日 23時) (レス) id: 9e74247a01 (このIDを非表示/違反報告)
うい - 少し泣ける所もありました。感動です！ 恋愛って難しいですね。 次の更新楽しみにしてます (2018年8月2日 23時) (レス) id: ab4f966f00 (このIDを非表示/違反報告)
あっさん(プロフ) - こんにちは、すごく面白そうで見てみようと思ったのですが主人公の名前変えられる様にしてもらえないでしょうか、、汗 (2018年8月1日 1時) (レス) id: dd857b1956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごって美味しいよね | 作成日時：2018年7月28日 0時
