【名探偵コナン】降谷零を落とすには。【降谷零】

作戦 11 ページ13

今回の作戦 : あくび！




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知ってますか、皆さん。

あくび、なんでか知らないけど、モテる仕草らしいですよ。


何でも、「素の顔を見れた気がして嬉しい」だとか、「そのスキがいい」そうで。


私はいつも裏表も素も何もなく、降谷さん大好きなのが常なのですが。


もしかしたら、降谷さんは私にスキが出来るのを見計らっているのかもしれない……。


よし、降谷さん、仕方ありませんね。

ここは私が一肌脱いで、スキを見せてあげます！




「降谷さん、書類確認お願いします！」

「お前のは毎回間違いだらけなんだから、デスク戻っとけ。」

「いえ！！お気遣いは本ッッッッ当に嬉しい限りなんですけど、ここで待ってます！」



降谷さんが私を気遣ってくれた……！

なんか、私最近、降谷さんからの思いやりを受け取り過ぎてない？

バチ当たらないよね？


でも、もしバチが当たるのなら、降谷さんを落としてからがいいです。

バックハグとか、されてからがいいです。

あわよくば、降谷さんと一緒にヴァージンロードを歩いてからがいいです。


早いとこ降谷さんを落として、素敵な薔薇色の毎日を送るためにも……！！

いけ！(今日の)あくび26号！！



「ふわぁ〜あ……。」

「…寝不足なのか？」

「え…、っと……。」


ヤバい、何も考えてなかった。これはヤバい。

言い訳ぐらい考えて置くべきだった……。


「これで終わりでいいから、今日は早く帰って寝ろ。警察官(俺達)の仕事は体力勝負なんだぞ？」

「はい……。」


降谷さんといられる時間が削られてしまった……。


今回作戦は、失敗だ。



「ああ"あああーーー。」

「うるさい。」



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(降谷さん…、今度は地を這うような声出してますけど…。)


(部下を労わったんだが……。最近パワハラだのなんだので騒がしいからな。気をつけているんだ。)


(そ、そうですね……、ハハ……。(降谷さん、貴方毎日充分にセクハラ受けてますよ。))

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