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A side
「ははっ、佐藤刑事、今日は一段と賑やかですね。」
「すみません…。根はいい子なので。」
「大丈夫ですよ。お客さん、もういませんし。」
な、なんてことだ…！
よりにもよってドリンク運んで来るのが零とか聞いてないよ！私は梓さんのエンジェルスマイルが見たいんだ！！
なるべく安室さんと呼ばれた男…零と接点を持たない為に、由美にぱっと思いついた質問をする。
「そういえばさ、由美。カラスミパスタって何。」
「え、アンタ、そこから？」
なんか、有り得ないって顔されてるんだけど…？何。カラスミは常識なの？
「カラスミは…、ボラと言う魚の卵巣を塩漬けして乾燥させたものですよ。
お酒のおつまみにしても、凄く美味しいと聞きました。」
なんでさ、アンタが答えるかな。零よ。
潜入中なんでしょ？
だとしたら私なんて脅威レベルの邪魔じゃん！
「へ、へぇ…。お詳しいんですね。」
折角接点を作らないようにしてあげたのに、絡んできたのは零だから、ある程度は言葉を返す。
「そんなことはありませんよ。探偵なら、これくらいの知識は常識です。」
ニコニコしながら言ってるけどさ、零くん。
明らかに私に喧嘩売ってるよね？
「これくらい知っててこその公安だろ？」って心の中で言ってるよ、これ絶対。
「……。
探偵業もなされてるんですね。以外です〜。そんな細身のお体でも務まるんですね。」
「はい、こう見えてもちゃんと鍛えてるので。それより、貴方のお名前を聞いてもよろしいですか？」
普通の人は見ても分からないと思うが、結構怒ってるよ、今の零。イライラしてる。私の言葉に。
「あ、失礼しました。早乙女です。」
「下の名前も教えて頂けませんか？」
「Aです。」
「へぇ。Aさん、ですか。綺麗なお名前ですね。」
「ありがとうございます。」
コイツさ、ほんとに狡いって。私正直言ってね、零に名前なんか褒められたことないから。
ただの一度も。
それをさぁ、いきなり此処で褒めるってどういう神経してるの。
「安室さん、そろそろ戻られたらどうですか？
梓さん、1人で奮闘してますよ。何かと。」
ありがとう。梓さん。何に奮闘しているのかはここからはわからないが、とにかく、何かがしたいのは明白だったから、安室さんも離れていく。
……助かった…。
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いちごって美味しいよね - レイナさん» ありまぁ…、全く気が付きませんでした…。ご丁寧にありがとうございます！ (2019年2月2日 23時) (
レス) id: e4cb51c86f (このIDを非表示/違反報告)
レイナ - 題名の愛してるが愛ししてるになってますよ~ (2019年2月1日 3時) (レス) id: 43b7c4b6ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごって美味しいよね | 作成日時：2018年8月20日 13時
