６４：snow world is... 〜晴矢side〜 ページ19
火炎の国の軍を率いり、雪の国を目指して進んでいた。
魔神「ねぇ・・・」
晴矢「なんだよ。」
魔神「楽しみね。」
晴矢「何が。」
魔神「あいつを・・・吹雪Aを殺すこと。」
晴矢「それは、俺の役目だ。」
魔神「・・・ふふ。」
魔神は、さっきからこんな調子だ。
・・・俺がAを殺す、何が面白いのだろうか。
魔神「怖い人ね。」
晴矢「あぁ？」
魔神「晴矢君のこと。 ・・・かっこよくて、素敵なのに・・・怖い人。」
俺が・・・怖いだって？
晴矢「何が怖ぇんだよ。」
魔神「ふふ、自分に正直じゃないこと。」
・・・気色悪ぃ。 言いたいことがあるならさっさと言えよ。
魔神「晴矢君・・・あいつが好きとか言って、本当は私のことが好きだったんでしょう？」
晴矢「・・・はぁ？」
魔神「だって、本当にあいつが好きなら『殺す』なんて言わないでしょう？」
晴矢「・・・」
＿＿＿＿＿俺は黙った。
俺は、あいつが、本当に好きなのか？
晴矢「・・・分からねぇ。」
魔神「なによ。はっきりしないわね。」
晴矢「俺は、昔からこういう男だ。」
魔神「・・・」
強がっていったものの・・・
・・・俺は・・・
魔神「＿＿＿＿＿晴矢君、見て！ 雪の国よ・・・」
笑いがこらえきれないのか、肩を震わせながら俺に話しかける。
魔神「さぁ、指示を出して、晴矢君。」
晴矢「・・・！？」
魔神の声など、耳に入ってこなかった。
雪の国は・・・俺が最初に行ったときより、ずっとずっと輝いていた。
炎で雪が溶けたせいなのか？ ・・・それとも・・・
魔神「晴矢君？ 晴矢君！！」
晴矢「＿＿＿＿＿！ あぁ、悪ぃ。」
魔神「・・・指示を出して。」
晴矢「・・・あぁ。」
俺は軍の先頭に立つと、剣を大きくかざした。
晴矢「＿＿＿＿＿これより、雪の国へ突入する！」
軍人「ハッ！」
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涼野海帆（冷凍中(プロフ) - RIRANさん» ありがとうございます！頑張ります(｀･ω･´) (2013年1月21日 23時) (
レス) id: 13e0a49e98 (このIDを非表示/違反報告)
RIRAN - 更新頑張ってください (2013年1月21日 18時) (レス) id: aa55c4e490 (このIDを非表示/違反報告)
涼野海帆（冷凍中(プロフ) - らいむみんとさん» 更新遅くてごめんなさい！もうすぐ冬休みなので、まとめて更新したいと思います( ´ ▽ ` ) (2012年12月26日 15時) (レス) id: 13e0a49e98 (このIDを非表示/違反報告)
涼野海帆（冷凍中(プロフ) - 晴嶺さん» 返信できなくてごめんね…。 そうなんだ！大丈夫だよ！ (2012年12月26日 15時) (レス) id: 13e0a49e98 (このIDを非表示/違反報告)
らいむみんと(プロフ) - 久しぶりにこの小説読んだ！（読み直し）更新楽しみ！ (2012年12月17日 19時) (レス) id: f79ee99ab2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼野海帆 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/agogolove3249/entry-11179204072.html
作成日時：2010年12月27日 19時
