イナズマイレブン～氷の王子と火炎の王子パート2～ (ページ1)

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４６：怒りと悲しみページ1

アツヤ「うあああああ！！士郎！！！助けてくれぇぇぇぇ！！」
士郎「や・・・

やめてくれ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿！！」

こうなってしまったのは、今から数時間前。

兵士「＿＿＿＿＿で？はい＿＿＿＿＿」

士郎「電話しているのか。」
アツヤ「うぅ・・・」
士郎「大丈夫、アツヤ？」
アツヤ「ああ、まあな・・・」
兵士「おい。」
士郎「(ジロッ)なに？」
兵士「お前ら＿＿＿＿＿死ぬぞ。」
士郎「えっ・・・」
アツヤ「そ、それは・・・もう決まったことなのか？」
兵士「ああ。」
士郎「っつ・・・！」
兵士「まぁ、一番罪が重いのはお前だろうな。」

そういって指を指した先には・・・

士郎「＿＿＿＿＿アツヤ？」
アツヤ「チッ。」
士郎「何故・・・何故アツヤなんだ！！僕の方が悪いじゃないか！！」
アツヤ「やめろ士郎！！」
兵士「確かに、裁判を偽装したのは悪いが・・・その・・・」
士郎「早く教えてくれっ！」
アツヤ「士郎！！」
兵士「それは・・・女王様が決めたことだ。俺は分からない。」
士郎「そんな！！」
アツヤ「士郎、もういい！俺が一番悪い！だから・・・もう・・・」
士郎「アツヤ・・・」
兵士「女王が貴様を待っていらっしゃる。早く行け。」

そう言って兵士はアツヤを牢屋から開放した。

士郎(なんとしても止めなきゃ・・・とりあえず後をつけよう。)

女王「来たわね、吹雪アツヤ。」
アツヤ「ああ。」
女王「すぐに息の根を止めてあげる。苦しまなくてすむでしょう？」
アツヤ「ああ。そっちの方がありがたいな。」
士郎「！？」

アツヤは柱に縛られた。そして、女王はマッチに火を付けた。

士郎「なっ、なにをする気だ！？」
アツヤ「士郎！？」
女王「雪の国の第二王子の死・・・ふふふ。」

そして・・・女王は一気にアツヤに火をつけた。

アツヤ「うあああああ！！」
士郎「アツヤ！！」
兵士「なっ・・・吹雪士郎！？」

兵士は士郎を取り押さえた。

士郎「はなせ！今すぐ火を消せ！」
女王「駄目。こいつは・・・罰を受けるの。」
士郎「じゃあ、先に僕を殺せ！」
女王「それも駄目。だって、この人＿＿＿＿＿もう死ぬから。」
士郎「アツヤぁ！！」
アツヤ「うあああああ！！士郎！！！助けてくれぇぇぇぇ！！」
士郎「やめてくれぇぇぇぇ！！」

　
数分後。アツヤは真っ赤に燃える炎の中で息を引き取った。