才女の悪趣味 【ハイキュー】

12話 ページ14

あ「研磨くん、もう少し腕あげた方が上げやすいと思うよ！」


私の声に分かったと言ってトスを再び上げる。


おお、凄い


結構言っただけじゃ出来ないことってあるもんだけど


適応能力高いな


始まってから、3時間


何度か休憩を挟みながら進む練習


私がバレー経験者というのもあって、直ぐに音駒の皆と仲良くなった。


上「頑張ってください〜い！！」


さっき休憩が終わって、練習を再開した梟谷から聞こえた声援


黒「ねぇ、あの子も青城でしょ？いっつもあんな感じなわけ？」


あーあ、黒尾さんが疑い始めてるぞー


あ「んー、さぁね。きっとそのうち分かるよ」


今は曖昧にしとかなきゃ


こういうのは自分で気付いて貰わないと


それに、この方が私がホントのことを言えないような、匂わせてるような演出になる


黒「ふーん……ま、あの子が俺らんとこに回ってこない限り関係ねーか」


私が思うに、黒尾さんはかなり勘が鋭い


そして、私の思惑にもそのうち気付く


そして、多分私の味方を喜んでしてくれるだろう。


……同族な感じするし


あ「って、早く練習戻りなよ。」


黒「はいはい」


んー、初手にしていい学校につけたな


早速味方ゲットできそうw


腕時計を見ると、昼食予定時刻の30分前になっていた。


あ「ヤバっ！すみません！昼食の手伝いしてきます！」


はーい、とちらほら返事が聞こえたところで私は食堂へ走った。

13話→←11話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す