隠した愛 2【PSYCHO-PASS】【狡噛慎也】 (ページ1)

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48話ページ1

秀と男が話している

シビュラシステムを壊すと言う男は何者なのか

そして、この先に行けばシビュラシステムの核心を見れるというの？

そう疑問に思いながらも、慎重に敵に注意して歩を進めた

･

あ「なに、これ……？」

秀と私は怪我をしつつも男の元へたどり着いた

が、それよりも

「こいつがシビュラシステムの正体だ！この手でぶち壊すまでもねぇ！動画を世間に公開すればこの国はお終いだ！今度こそ本当の暴動が起きる！もう誰にも止められねぇ！！」

そう興奮したように話す男

目の前に広がるのは、たくさんの脳みそが次々に機会によって移動する光景

これがシビュラシステムなの？

そう考えていると、背後に気配を感じる

振り返ると、ドミネーターを構えた局長がいた

男は撃たれる直前、局長に向けて銃を撃ったが、エリミネーターで破裂した

縢「きょ、局長！？」

一撃食らった局長の体は、生身ではなく、ロボットのようだった

なんなの……？

意味がわからない

そして何も言わない局長は秀にもドミネーターを向ける

あ「何してるんですか！？局長！！」

そう言うも、変わらず

ただ変わったのは、強制的にドミネーターのモードがエリミネーターになった事のみ

縢「……やってらんねーよクソが……Aちゃん、あとは頼むよ」

秀はそう言うと少し悲しそうな、でもスッキリしたような笑顔で局長に撃たれた

あ「秀ー！！！！！！」

私の体に秀の血がかかる

それがなんとも生暖かくて……

あ「局長、どういうことですか？」

涙が出そうになるのを我慢して聞いた

局長「東雲A。キミは優秀な監視官だ。キミにはこの世の全てを話しておこう」

話はこうだ

シビュラシステムを構成するのは、槙島と同じようにサイコパスが濁らないような人間の脳みそであり、そのような体質を免罪体質と呼ぶこと

希少な存在であるため、槙島を逮捕する必要があるということ

あ「そんな……そんなくだらない事を守るために縢を撃ったんですか？」

局長「くだらないこと？このことが世に出て混乱に陥るより、執行官1人の死で済む方が有意義だろう」

こいつ……

局長「縢執行官は逃亡しようとしたため、キミが処罰を下した。それでいいな？キミは優秀だ。期待しているよ」

局長はそう言うとその場を去った