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16話 ページ18
爆豪「個性、使ってみろよ」
首元を指しながら勝己はそう言った
あ「え」
爆豪「ちゃんと見てぇんだ。Aの個性」
勝己は真剣な顔でそう言う
だから断れないし、断る気にもなれなかった
あ「分かった……」
私は敵に掴まれた時の事を意識した
首元を掴まれたあの感覚
消えろ
そう願った
すると＿＿＿＿＿
爆豪「ホントに消えてやがる。すげーな」
あ「やっぱり……怖い？この個性」
実際に見せるとやっぱり心配になる
爆豪「あ？んなわけあるか。俺の方が強えし」
そう言い切る勝己に思わず笑いが込上げる
あ「ﾊﾊｯ勝己らしいや」
爆豪「だからよ……また俺の隣で笑ってろよ」
私の手を握ってそう言った勝己
あぁ
やっぱり薄々気付いてたんだ
私が勝己と距離を置こうとしてたことに……
私も……
勝己の隣にいたい
もう自分の気持ちに嘘をつきたくない
あ「うん……私も勝己の隣にいたいよ」
そう言えば、ぎゅっと私を勝己は抱き締めた
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作者名：空
| 作成日時：2022年11月22日 6時
