爆心地のお気に入り【爆豪勝己】 (ページ16)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:44,235 hit

14話ページ16

数ヶ月前、Aにいきなり会う頻度を減らそうと言われて驚いた

距離も近くなって、事故ながらキスもしたし、一緒に寝ようと言われた

少なくとも好意はあった

だから、もう少しすれば恋愛面での発展もできると信じていた

Aは就活だと言ったが、俺には理由がそれだけとは思えなかった

でも……

聞こうとして辞めた

Aを困らせたくはなかったから

俺は……

本当にAのことが大好きで仕方ないんだ

会わない期間にそう強く感じた

･

「爆心地！緊急要請です！〇〇のショッピングモールにて敵発生！人的被害も出ています！」

事務所で作業をしているとそう言われた

俺はすぐに出発の準備をして、向かった

炎系の個性か？

ショッピングモールの一部が破損し、そこから火が出ている

民間人の避難はあらかた済んだようだが、敵のいる所にはまだ残っているらしい

俺はすぐに個性を使って向かった

爆豪「は？」

到着すると、最近会えていなかったアイツが敵に掴み挙げられていた

爆豪「おい！その手離せ！！」

頭に一気に血が昇った

許せねぇ

首元は見た感じ個性を使われたのか火傷のようになっているし、意識も遠のいている

だが

俺の言葉が聞こえたのか、Aは必死に目を開けて＿＿＿＿＿

爆豪「な、んだ……？」

その瞬間に敵の腕が消え去った

驚いたが、無くなった腕から落ちていくAを急いで抱きとめる

今のは個性か……？

Aの？

いや、今はそんなことどうでもいい

俺は敵に向けて最大級の個性を発動し、捕まえてから警察に引き渡した

救急車も来ているし、報告も済んだ

爆豪「こいつを頼む。俺もついて行く」

そう救急隊員に言えば、驚かれたが、すんなりと乗せてくれた